東京・神奈川・千葉・埼玉の私立小学校一覧!今、私立が人気なワケ - cocoiro(ココイロ) - Page 5

公立・国立・私立に通う小学生数の比較

小学校は運営方法の違いから、公立、国立、私立の3つに区分されます。

【小学校の区分と比較】

公立小学校 国立小学校 私立小学校
運営区分 公営 公営 民営
学校設置者 地方公共団体 学校法人
教育内容の特徴 学習指導要領に従い、地域・家庭などに合わせた教育を行う 附属大学の実験校でもあり、先進的な教育施策も行われる場合がある 建学理念や伝統に基づいた独自の教育方針
授業料 基本なし(教材費・給食費などはある) 基本なし(教材費・給食費などは公立より高い場合もある) あり
入試 なし あり あり

では、2019年現在の国内の小学校のうち、私立小学校の数はどの程度なのでしょうか。文部科学省が公表している学校基本調査を見てみましょう。

【2019年度 区分別小学校数(児童数)】

公立小学校 国立小学校 私立小学校
19,432校(6,253,017人) 69校(37,347人) 237校(78,181人)

令和元年度学校基本調査(速報値)の公表について(2019.8.8)|文部科学省,P1より引用抜粋)

私立小学校は公営の国公立小学校と比較して、学校数が少ないことが分かります。そして、調査結果を詳しく見ると、少子化が社会問題となっている今、国公立小学校の児童数が59,724人減少しているのに対して、私立小学校の児童数は402人増加しています。

参考

令和元年度学校基本調査(速報値)の公表について(2019.8.8)|文部科学省,P1

これは男女共働き世帯が増えて経済的余裕が生まれたことも影響していると考えられています。つまり、家庭の中での子供の人数が減少したことで高額の教育費を1人の子供にかけることができるようになり、独自の教育カリキュラムが魅力の私立小学校に入学させる親御さんが近年増えてきたといえるようです。

私立小学校が選ばれる理由

学費が高いため、公営の公立や国立に比べると家計の負担が大きい私立小学校への進学。それでもわが子を私立小学校に通わせたいと考える親御さんは多くいます。その理由として4つのメリットがあると考えられます。

1.独自の運営方針があり、才能を伸ばす機会が増える

教育方針が学校ごとに独特で、学習指導要領に縛られ過ぎずに計画的かつ体系的な運営を行っています。そのため、低学年から体験学習や英語教育を含めた国際交流の機会があり、子供たちの心身の成長に大きな影響を与えることができます。

2.授業料が高い分、教育設備が充実している

授業料が高いということは、運営資金源が豊富ということです。そのため、子供たちは整備された教育施設を利用することができ、あらゆる活動を学内で行うことが可能です。

また最先端の教育設備をいち早く取り入れることもできるため、子供たちがさまざまな経験をたくさん積んで、社会に出る準備ができます。

3.附属校がある場合は内部進学ができる

中学・高校・大学に受験をして進学する場合は、受験対策のために1年以上もの時間を勉強に費やさなくてはなりません。子供にとって受験勉強は価値がないわけではありませんが、子供の心身の成長が伸び盛りの時期に勉強漬けの日々を送るのがもったいないという考えもあります。そのため、内部進学先があれば進級を心配することなく、子供の才能を伸ばす教育に力を入れることができます。

また、2021年度の大学入学共通テストに不安を抱かれる親御さんは、わが子が必ず大学まで卒業できるという安心感を得たいと考える方もいらっしゃいます。そのため、近年は大学までの一貫教育を行う私立小学校に人気が集まっているのです。

4.先生と長く付き合うことができる

教師が専属採用なので転勤や異動がありません。そのため、子供たちは同じ教師から連続した学びを受けることができます。また、長い付き合いの中で教師と子供の絆も深まるため、子供たちは愛校心を抱きやすくなります。

まとめ

私立小学校の倍率と内部進学の関係を見ると、系属大学の偏差値が高い場合や、外部の有名大学への合格率が高い学校の人気が高いことが分かります。そのため、お子さんが小さな頃から、将来を見据えた教育方針を持っている親御さんが私立小学校を選ぶ傾向が高いといえるでしょう。

私立小学校には公立・国立小学校とは違ったメリットがあり、高い学費を払ってでも通わせたいと考える親御さんがいらっしゃるのもうなずけます。しかし、私立小学校は居住地と離れているため緊急時に学校に駆け付けられないという不安もあります。また、長い学生時代を同じ友達と過ごすことになるため、トラブルが起きた場合の対応が難しいこともあります。

小学校は、子供が初めて勉強を本格的に学ぶ教育の場です。そのため、「楽しく通い、学べるかどうか」が非常に大切になってきます。親御さんが良いと思う環境が、子供にとって良い環境なのか。小学校選びは、親御さんがわが子の性質をしっかりと見極めて決める必要があります。

参考

【3・4年生向け】 大学附属校を探る|Z会さぽナビ

私立小学校2019年度入試速報|首都圏版(東京・神奈川・千葉・埼玉)お受験インデックス

東京の私立小学校53校一覧|お受験じょうほう

神奈川の私立小学校28校一覧|お受験じょうほう

埼玉の私立小学校5校一覧|お受験じょうほう

千葉・茨城の私立小学校7校一覧|お受験じょうほう

なぜ小学校受験をするの?専門家と保護者の声を聞いてみよう!|cozre

小学校受験をする理由は?【国私立小進学率データも公開】|エデュナビ

なぜ私立小学校を選ぶのか?|All About

私が「小学校は5流でも私立に行け」と言う理由|日経DUAL

私立小学校のメリットとデメリット|よい家計

学校基本調査 小学校 (2019.8.8)|政府統計の総合窓口

小学校・中学校・高校の国立・公立・私立の割合(都道府県別)|よい家計

4人に1人がお受験する東京23区、公立は2極化進む|BLOGOS

「私立小か公立小か」で迷う親が見落とす視点 ネガティブ要因で判断していませんか?|東洋経済ONLINE

この記事をかいた人

Ginamy

慶應義塾大学経済学部卒業。日商簿記検定2級・医科2級医療事務の資格保有。経理・一般事務を経験し、結婚を機に家庭に入る。3人の男の子のママライター。自身が中学・高校・大学・資格試験の受験を経験。育児・教育・書籍に関心。趣味は整理整頓・おしゃべり・K-POP・読書。地元少年野球部に参加する息子達を夫婦でサポート。子供の夢を叶えるべく、進学塾の通信講座受講での中学受験を目指し、家庭学習を支える。息子達がいてくれるからこその青春と感動と苦悩に感謝!