クリスマスリースを飾る期間や場所、飾り方は?
祈りを込めたクリスマスリースは、クリスマスの祝祭にどのように飾れば良いのでしょうか。飾る期間や、飾る場所、そして吊るす場所がない場合の飾り方をご紹介します。
期間:いつからいつまで?
クリスマスの飾りは、イエス・キリストの降誕を待ち望むアドベントの期間、街中や家の中を彩ります。アドベント(adventus)とはラテン語で「到来」を意味する言葉で、クリスマスの祝祭前の4週間のことを言います。つまりアドベントは、毎年11月30日に最も近い日曜日から始まります。
そして、アドベントは宗派によって異なりますが、本場では
- イエス・キリストが人の前に姿を現した公現日
- イエスが生後40日後に神殿で清めを受けた聖燭祭
まで続きます。
しかし、日本ではクリスマスが終わると新年を迎える準備が始まるため、クリスマスの飾りつけは12月25日までというのが一般的です。
場所:屋外だけでなく室内にもおすすめ
クリスマスリースは魔除けの意味があるため、玄関のドアの外側に飾るのが一般的です。
しかし、屋外に飾るとクリスマスリースが早く劣化してしまうという心配があります。また、マンション住まいの方は共用スペースである廊下にリースを飾ることができない場合もあるでしょう。そんなときは、室内に飾りましょう。明るいクリスマスカラーで室内が視覚的に華やかになる上、クリスマスリースに使われる植物にはアロマ効果や抗菌効果もあるためおすすめです。
飾り方:吊るす以外の飾り方は?
壁やドアにクリスマスリースを吊るす場合は、場所の材質に合わせてフックを使いましょう。ドアフック、マグネットフック、ピンフックなどさまざまなものがあり、吊るす場所を傷つけない商品も販売されています。
吊るす以外に、置いて飾るのもおすすめです。直置きするのも良いですし、イーゼルや台座などを使って高さを調節して置くのもおすすめです。
近年の自宅でのクリスマス装飾事情
マーケティングリサーチを行う楽天インサイト株式会社が2018年に行った「クリスマスに関する調査」によると、クリスマスに自宅の装飾を特に行わない人が54.8%いることが分かりました。
クリスマスに自宅の装飾を行うという方の中でも、クリスマスリースを飾る人は17.4%と少なく、老若男女問わずクリスマスツリーに比べると関心が低いことが分かります。
参考
クリスマスに関する調査(2018.12.6)|楽天インサイト株式会社
まとめ
クリスマスリースは、古くはガーランドを起源として、長い歴史の中で祈りを捧げるための儀式的な花飾りとして使われてきました。しかし、クリスマスツリーに比べると、クリスマスリースは日本のクリスマス文化に浸透していないようです。
しかし、クリスマスツリーのように子供と一緒に作って飾れるクリスマスリースセットも多く販売されていますので、工作好きなご家庭にもおすすめです。
クリスマスリースの環に家族の幸せを願う意味を込めて、今年のクリスマスにリースを飾ってみてはいかがでしょうか。
参考
宿り木(ヤドリギ) vs 柊(ヒイラギ)聖と俗との幸福な戦い |夢のかけら
クリスマスリースの意味や由来!なぜドアに飾るようになったのか | 知れわた!
クリスマスツリーは、なぜモミの木? モミの木やトナカイと人間との関わり|ACORN
クリスマスリースはなんで飾るの?その由来と歴史 | プリザーブドフラワーのはな物語
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