小数同士の割り算はどう解けばいい?よくつまづくポイントも解説! ( 2 )

小数同士の割り算の解き方

小数同士の割り算の解き方を解説していきます。小数点の扱いさえ分かってしまえば、内容は整数同士の割り算と同じです。

問題:1.96÷0.3

(筆者作成)

割る数を整数にする

割る数が小数のままだと計算ができないので、「0.3」を整数にします。ここでは、小数第一位の数なので、「0.3×10=3」のように十倍すれば割る数を整数にすることができます。

(筆者作成)

割る数を十倍したので、割られる数も同じように十倍します。計算式は「1.96×10=19.6」。こちらは、整数にしなくても計算ができるので小数のままにします。ここでは、「割る数と割られる数に同じ数をかけても、答えは変わらない」という割り算の性質を理解しておく必要があります。

(筆者作成)

これで、「19.6÷3」の計算ができました。このように、割る数を十倍、百倍……して整数にすれば、あとは小数÷整数の計算になります。

ここで注意したいポイントは、小数点を消して、移動させる作業を確実にすることです。十倍なら右に1つ、百倍なら右に2つ、千倍なら右に3つと覚えさせましょう。

見当を付けながら商を立てる

見当を付けて商を立てるのは、割り算の筆算の計算と同じです。この問題では、「19」の中に「3」がいくつ入るかを考えます。「19」の中に「3」は6つ入るので、「9」の上に「6」を立てます。6×3=18ですから、18を書き込みます。

(筆者作成)

次に、19-18=1と計算し、一の位の「6」を下げて、「16」とします。

 

 

(筆者作成)

最初と同じように、「16」の中に「3」がいくつ入るか見当を付けます。「16」の中に「3」は5つ入るので、「6」の上に「5」を書き込みます。

 

(筆者作成)

最後に、「16-15=1」を計算します。

(筆者作成)

ここまでは、小数点を意識することなく割り算の筆算をすれば大丈夫です。ただ、位がずれないように計算しましょう。位がずれてしまうと、小数点の位置もずれてしまいます。

商の小数点の位置は真上に

筆算をして、商とあまりに数字を書き込んだら、商とあまりの小数点の位置を決めてあげれば完成です。商の小数点の位置は、割る数を整数にするときに移動させた小数点の位置の真上です。今回の問題では、「6」と「5」の間で商は「6.5」となります。

(筆者作成)

あまりの小数点の位置は元の位置に

あまりの小数点は、商の小数点の位置とは異なります。あまりの小数点の位置は、元の小数点があった位置の下にしましょう。

(筆者作成)

これに「0」を付け加えます。

(筆者作成)

答え:6.5あまり0.01

あまりの小数点を打ち忘れることは多くあります。商の小数点の位置を決めたら、あまりの小数点の位置を決めることを忘れないように、セットで覚えておくことをおすすめします。