そもそもクリスマスとは?
クリスマスはキリスト教のお祝いだということは知っていても、どんなお祝いかを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか? 最後は、クリスマスの起源と日本に伝わった経緯、正式な期間をご紹介します。クリスマスパーティの話のネタにしてください。
イエス・キリストの誕生を祝う日
クリスマスは、イエス・キリストの誕生した日と思っている方が多いのではないでしょうか? 実は、イエス・キリストの誕生日はいつなのか分かっていません。
ローマ帝国でキリスト教が国教化される前の古代ローマでは、ミトラ教が信仰されていました。ミトラ教は太陽神を崇拝する宗教でした。そのため、12月25日を太陽復活の日として祭りを開いていました。この日を境に日照時間が長くなることから、広く行われていたようです。
そして、4世紀にローマ帝国でキリスト教が認められ国教化されると、ミトラ教の祭りにキリスト教信仰が加わって、イエス・キリスト生誕のお祝いをする日となりました。また、キリスト教では、隣人に対する施しや行為はイエス・キリストにしているのと同じことになるので、クリスマスプレゼントを贈る習慣ができたと言われています。
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日本にもキリスト教と共に伝わる
日本にクリスマスが伝わったのは、キリスト教の伝来と同時だったようです。しかし、江戸時代にはキリスト教が禁止されていたので、庶民の間にキリスト教のクリスマスが広がることはありませんでした。
その後、明治33(1900)年に日本で初めてのサンタクロースが登場しています。ちなみに当時のサンタクロースは、ロバを連れており、「三太九郎」との字が充てられていました。また、同年に銀座に出店した明治屋がクリスマスの飾りつけを行っています。さらに、明治39(1906)年のクリスマスイブの新聞広告にはサンタクロースが登場しています。明治43(1910)年には、不二家でクリスマスケーキが販売されています。この頃になると、クリスマスは年中行事として定着していたようです。
そして、大正から昭和にかけて百貨店のクリスマス商戦などが盛んになり、すっかりおなじみの行事として定着しました。
参考
世紀を超えてともる聖夜の灯 明治屋(東京・中央)|日本経済新聞
クリスマスの正式な期間は?
クリスマスの正式な期間は、12月24日の日没から12月25日の日没までを指します。クリスマスが始まった当時は、日没から一日が始まり日没に一日が終わりまっていました。
日本ではクリスマスイブは、「クリスマスの前日の夜」と考えられていますが、そうではありません。クリスマスイブは、クリスマスの夕方(イブニング)を指しており、クリスマスの始まりという意味になります。
そのため、12月24日の夜は家族で一緒に食事をして、翌日の12月25日も家族で一緒に過ごすというのがキリスト教の国々では一般的になっているのです。
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まとめ
2019年は12月23日が天皇誕生日ではなくなるため、祝日ではありません。だからこそ、前々からクリスマスパーティをいつやるかは計画しておいた方が良さそうです。仕事の時間が調整できるようなら、12月24日か12月25日に家族で食事できますし、難しければ12月22日に早めに計画を立てることもできます。2019年のクリスマスは、早めに計画を立てることをおすすめします。
参考
クリスマスパーティーはいつやるものなの?本来はどうなの?|あしたはもっとラク
みんなはクリスマスをいつ祝うの?子どもにプレゼントを渡す日やケーキを食べる日は?|ままのて
クリスマスはいつ祝う?クリスマスイブとの違いや由来のまとめ|ノマド的節約術
日本のクリスマスの始まりはいつ?起源と歴史。外国との違いとは?|日本文化研究ブログ
クリスマスパーティーはいつやるの?24日・25日正しいのはいつ?|開運net