【小学校低学年】読書感想文の書き方とおすすめの本10冊をご紹介! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

小学1・2年生におすすめの10冊

小学1・2年生におすすめの本は100ページまでで、イラストの多い本を選定しています。ページいっぱいに敷き詰められた文字にうんざりしてしまい、本が嫌いになってしまうことが多い年頃。視覚的にも楽しい読書体験を積んで、本に対する好意的な心象を育ててあげましょう。

『100万回生きたねこ』(講談社)

ページ数
31ページ

話の概要

1匹の猫が輪廻転生を繰り返し、まったく違った状況を生きる様子が描かれます。そして、ある猫との出会いをきっかけに物語は変化を見せます。

おすすめポイント

短い絵本でありながら、物語は大人が読んでも十分にのめり込める内容。子供と一緒に読んで、お互いにどんなことを感じたのか共有することで読書感想文に向けての下地づくりにもなるでしょう。

『はれときどきぶた』(岩崎書店)

ページ数
80ページ

話の概要

毎日日記をつけていた小学3年生の則安君。ひょんなことから未来の日付で綴ったことが、現実になっていきます。

おすすめポイント

荒唐無稽で子供が笑ってしまうシーンも多いので、読書が苦手な子供でも安心です。気負わずに、空想の楽しさを感じましょう。

『あらしのよるに』(講談社)

ページ数
48ページ

話の概要

嵐の夜に駆け込んだ小さく暗い小屋にヤギとオオカミが居合せるところから物語は始まります。翌日の昼に改めて会う約束をする2匹。そこから物語はどんな展開を見せるのでしょうか……。

おすすめポイント

当初はこの1冊で完結の予定でしたが、読者の希望によって全6冊に至るほどの反響がありました。2000年には小学4年生の国語の教科書にも採用されています。

『エルマーのぼうけん』(福音館書店)

ページ数

128ページ

話の概要

1948年にアメリカで出版された児童文学。どうぶつ島に囚われたりゅうの子を助ける冒険に出る9歳のエルマーの物語です。

おすすめポイント

1997年に日本でもアニメ映画化されるなど、世界中で評価されている作品です。空想とユーモア、加えてリアリティのあふれる児童小説の最高傑作です。早期に魅力的な物語に触れることで、自発的に読書をしようという気持ちが育ちます。

『かわいそうなぞう』(金の星社)

ページ数

31ページ

話の概要

第二次大戦中の上野動物園が舞台。空襲で檻が壊れた際に備えて、猛獣を殺処分する職員。最後に残ったゾウにまつわる物語です。

おすすめポイント

絵本には空想のお話が多い中、『かわいそうなぞう』は実話に基づいています。実体験として知らない子供たちに、戦争の理不尽さや残虐性を伝えるにはこの上ない作品です。

『大きい1年生と小さな2年生』(偕成社)

ページ数
166ページ

話の概要

泣き虫の1年生としっかりものの2年生の友情と自立物語

おすすめポイント

同じ年代の子供たちが主役として描かれているため、子供が興味を持って読み進めることができる作品です。

『としょかんライオン』(岩崎書店)

ページ数

41ページ

話の概要

あるひ突然、図書館にライオンがやってくるお話。
少しの決まりを守ることができれば誰でも利用できる図書館での子供たちとライオンの心の通わせあいが素敵な一冊です。

おすすめポイント

日頃から接している図書館とかっこいい動物という組み合わせは本を読む子供の興味を刺激し続けるのではないでしょうか。
少し怖いライオンと仲良くなっていく子供たちの姿に夢中で読み進めていくかもしれません。

『しっぱいにかんぱい!』(童心社)

ページ数

96ページ

話の概要

初めて経験する失敗というショックな出来事を励ます家族のお話です。
子供たちをさりげなくサポートする大人たちとの家族の関係が描かれた温かい1冊です。

おすすめポイント

失敗で落ち込んだお姉ちゃんを励ます家族の失敗談が「失敗して成長する」という強いメッセージを感じます。
家族の大切さと、失敗で大きくなる子供たちの関係性もおすすめポイントです。

『ごきげんなすてご』(徳間書店)

ページ数

112ページ

話の概要

弟が生まれ、弟ばかりかわいがるお母さんに嫉妬し家出をした女の子が「捨て子仲間」になった犬・猫・かめと一緒に大活躍!
小学低学年・中学年の心をぎゅっとつかむ1冊です。

おすすめポイント

弟が生まれた時の正直な気持ちから、お姉ちゃんとして成長する等身大のお話は、自分で本を読み始めるにはぴったりの内容です。

『ロボット・カミイ』(福音館書店)

ページ数

92ページ

話の概要

紙でできたロボット、カミイが幼稚園に入って大騒ぎを起こしていきます。

おすすめポイント

いたずらでわがままなロボット、カミイが引き起こす騒ぎを子供たちがみんだで話し合って解決していくところは、子供にとって懐かしさや共感する部分が多くあると思います。
意見を出し合って自分たちでルールを作っていく様子などは実際の学校にも活きてくる作品となっています。