『嫌われる勇気』から分かるポイント
『嫌われる勇気』は子育てにも役立つとして、多くの人に読まれています。この本が一体どのようにして子育てに役立っているのかをご説明します。
今現在の問題のみに集中する
子育てにはさまざまな悩みや迷いがつきまといます。無数の情報が飛び交うので、人の意見を聞こうとしてもどれを信じればいいか分からなくなってしまいます。余計なことまで考えてしまうので、頭がいっぱいでパンクしそうになります。アドラー心理学は、今の悩みにだけ集中する力を養えるので、問題解決を容易にしてくれます
ほかの人と比べない
子育ての正解は人によって違うので、人と比べること自体が間違いです。親の考え方も子供の性格も、生活環境もすべて人によって違います。人と比べると自分が劣っていると感じたり、人のまねをして自分には不向きなことをしようとしたりします。アドラー心理学では比べることをしないので、気持ちが楽になります。
人をコントロールしようとしない
子育てで親が頭を悩ませるのは、子供が言うことを聞かないというのがほとんどです。親なら子供のためを思って嫌なことも言います。しかし、場合によっては自分の思い通りにさせようとしていることもあります。子供にも意思はありますから、子供の意思を無視してコントロールしようとしてもそれはうまくいかなくて当たり前です。
自分に何ができるか棚卸しする
子育てはついつい頑張りすぎてしまうものです。何もかも思い通りにはいきませんし、自分の能力以上のことをうまくこなそうとしても限界があります。行き詰まったらいったん立ち止まって自分に何ができるか棚卸しをしてみましょう。どんなに頑張ってもできないことをむきになってするよりも、できることを確実にこなしていく方がうまくいきます。
まとめ:アドラー心理学に学ぶ嫌われる勇気
アドラー心理学のエッセンスが存分に盛り込まれた『嫌われる勇気』には子育てに役立つヒントがたくさん詰まっています。心理学が分からなくても分かりやすく解説されているので、子育てで悩んだときの参考にしてみてください。
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