子供が安心して暮らせるために。安全教育の目標や内容を紹介 - cocoiro(ココイロ)

安全教育は、子供が0歳のときからすでに始めることができる教育です。子供は、家族との信頼関係を基にして、自分以外の人に対し、安全に考慮した行動ができるようになるといいます。小学校や中学校だけでなく、社会でも安全教育は求められます。今回は、安全教育の目標や内容について紹介します。

安全教育とは

そもそも、安全教育にはどのような意味や目標があるのでしょうか。私たちが安心して生きていくためには、「安全であること」が求められています。学校や社会の中で生活する上でも、安全確保のために必要なことを理解し、自分だけでなく他の人の安全についても考えながら生活する必要があります。それでは、安全教育の意味や目標について、それぞれ詳しく紹介します。

安全教育の意味

安全教育とは、安全を脅かす危険な出来事を防ぐために、あらかじめ事故を起こさないようにするための対策、事故に遭わないように必要なことを知るための教育のことをいいます。危険を察知できなければ、安全に暮らすことはできません。私たちの安全を守るためにも、安全教育について理解し、実践していくことが大切です。

安全教育の目標

文部科学省は、安全教育の目標を次のように設定しています。

学校における安全教育の目標は、概説すると、日常生活全般における安全確保のために必要な事項を実践的に理解し、自他の生命尊重を基盤として、生涯を通じて安全な生活を送る基礎を培うとともに、進んで安全で安心な社会づくりに参加し貢献できるような資質や能力を養うことにある。

(引用元:「生きる力」をはぐくむ学校での安全教育|文部科学省,p31

日常生活において起こる可能性がある事件・事故・災害を理解し、どのような行動を取るべきか、意思決定と行動選択することが、安全教育の目標の一つです。また、安心で安全な社会づくりのために、学校や地域社会の安全活動に参加して協力することも、安全教育の一環といえるでしょう。