子供が安心して暮らせるために。安全教育の目標や内容を紹介 ( 2 )

安全教育は大きく分けると3つ

私たちの安全に大きく関わる安全教育ですが、大きく分けると主に3つの安全教育があります。ここでは、子供の学校における安全教育について、それぞれ詳しく紹介します。

生活安全

日常生活で起こる可能性のある事故や発生原因について理解し、安全確保の方法を考え、安全に行動するための教育が、「生活安全」です。例えば、学校や保育園・幼稚園などの学習時間における危険の理解と安全確保、クラブ活動での安全確保などが具体的なものです。

ほかにも、運動会などの学校行事での安全確保や体育的行事における危険の理解、遠足や旅行など、集団行事における危険の理解と安全確保も「生活安全」に含まれます。近年では登下校中の事故なども発生しており、事故発生時の通報や応急手当などの知識も求められます。

さらに、誘拐や傷害事件なども、子供の安全を脅かす犯罪ですので、犯罪被害の防止や、スマートフォンやコンピューターによる犯罪被害の防止など、生活安全における課題も多様化してきています。

交通安全

子供は成長するにつれて、自転車や二輪車に乗ることができるようになります。交通場面においてどのような危険があるかは、子供も理解する必要があります。交通安全において文部科学省が掲げている安全教育は、以下の通りです。

ア 道路の歩行や道路横断時の危険の理解と安全な行動の仕方

イ 踏切での危険の理解と安全な行動の仕方

ウ 交通機関利用時の安全な行動

エ 自転車の点検・整備と正しい乗り方

オ 二輪車の特性の理解と安全な利用

カ 自動車の特性の理解と自動車乗車時の安全な行動の仕方

キ 交通法規の正しい理解と遵守

ク 運転者の義務と責任についての理解

ケ 幼児、高齢者、障害のある人、傷病者等の交通安全に対する配慮

コ 安全な交通社会づくりの重要性の理解と積極的な参加

(引用元:「生きる力」をはぐくむ学校での安全教育|文部科学省,p33

災害安全

近年、自然災害が多発しています。大雨による災害や地震など、備えるべき災害についての知識を持つことが求められています。地震や津波が発生したときにどこへ逃げたらいいのか、事前に何を準備したらいいのかなど、防災対策は家族で一度話し合う必要があるでしょう。

地震のほかにも、火災、雪・雷・風による気象災害、放射線の理解や原子力災害などについても知る必要があります。避難所の役割や避難経路、地域の防災活動の理解や積極的な協力なども求められます。また、安全対策以外には、災害時における心のケアも、近年では需要が高まっています。