学習の基本は「予習・復習」
自習には、授業の予習と復習の2つがあります。予習と復習の違いについて、東大生クイズ王の伊沢拓司さんの動画を参考に見ていきましょう。
【予習と復習の違い】
伊沢さんいわく、予習と復習の時間配分や分量は自分の状況と照らし合わせて調節するのがおすすめです。
予習のやり方
予習の役割は、授業の下見です。つまり、授業中につまずきそうなポイントをあらかじめ確認するための学習が予習なのです。自分の疑問点を浮き彫りにしておくことで、授業で自分の「なぜ」という疑問に対する先生の回答を聞くための準備をすると考えましょう。
そのため、予習は完璧に勉強する必要はなく、全体を見回して分からない項目にチェックマークを付けたり、過去の学習で似ている箇所を読んで内容を思い出すなどの作業を行うのが良いでしょう。
また、予習の頻度は毎日でなくても良く、一気にまとめて先まで行っても構いません。予習はあくまでも疑問点を見つける作業なので、分からないからといって深入りして時間を割かずに、先生に質問すれば良いと考えるようにしましょう。
復習のやり方
復習の役割は、授業の補完です。授業の内容を補って、弱点がないように完璧に理解するようにしましょう。授業は一単元が終わると、しばらくその内容に戻らずに、先に進んでしまいます。そのため、復習は授業の最後の仕上げ段階と考えて、授業のたびに逐一行うのが肝心です。
では、完璧に補うための勉強法をご説明しましょう。
授業ノートとは別にまとめノートを作る
授業中のノートはメモ書きだと先にご説明しました。復習のときに作るまとめノートの作り方は中学・学習サイトで次のように書かれています。
・後でで(原文ママ)見返すことを考えて丁寧に書く。
・後から書き込みできるように行間を広くとる。
・メリハリをつけ、重要なポイントがわかるようにする。
・あまり細かくなり過ぎないように!!
目安として、1教科30分程度でまとめるようにしてみましょう。
(引用元:ノートの作り方|中学・学習サイト)
まとめノートは、後から見返すための自分だけの専用参考書のようなものです。まとめノートを作ることで、授業の繰り返しをしているのと同様の効果があり、また、大事なポイントをまとめる作業は読解力をつけるための練習になります。
まとめノートを作るときは、授業で学んだ基本事項だけではなく、問題集の解説の要点を書き出すことを心がけましょう。
間違い問題ノートを作る
授業用ノート、まとめノートとは別に間違い問題ノートを作りましょう。間違い問題ノートとは、学校のワークブックや自分の問題集で間違えた問題をノートに書き込んで、さらに解説を書いたノートをいいます。
練習問題を間違えること自体は悪くありません。間違えた問題を次に生かせないことが受験勉強では弱点へとつながり、自信を喪失する原因になってしまうのです。
そのため、間違えた問題は何度も繰り返し解いて弱点として残さないことが肝心です。問題集は何度も取り組むことができるように書き込まずに、ノートに解くようにしましょう。
参考
練習問題のやりかた|中学・学習サイト
【勉強法】簡単!問題集・過去問自体が間違いノートに⁉︎元塾講師が教える、めんどくさがりにオススメの作り方!|MEN’S HACK