授業の受け方の基本
日本の最高学府である東京大学の3つのアドミッション・ポリシー(入学試験の基本方針)のうち、2つを抜粋引用して見てみましょう。
第一に,試験問題の内容は,高等学校教育段階において達成を目指すものと軌を一にしています。
(第二,略)
第三に,知識を詰めこむことよりも,持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します。
(引用元:東京大学アドミッション・ポリシー 入学試験の基本方針|東京大学)
つまり、東京大学に合格するのは、教科書の範囲の知識を身につけていることを前提として、その知識をさまざまな問題に関連付ける能力を身につけた子供だということです。
ここからも分かるように、授業の範囲以上のことは日本の最難関である東京大学でも求めていないことになります。すなわち、授業を完璧に理解することが非常に重要だといえます。
では、どのように授業を受けたら完璧に理解できるのか、ご説明していきます。
常に疑問を持ちながら授業を受ける
学校や塾の授業は、常に疑問を持ちながら受けましょう。「なぜ」「どうして」という疑問と、「分かろう」という素直な気持ちを持って先生の話を聞くと、先生が必ず原因と結果を紐づけて授業をしていることに気づきます。
もし、聞いていても分からないことがあれば、納得できるまで質問をしましょう。授業中は受動的な知識の吸収作業(受け身)です。しかし、それでは考える力を育てるには足りません。自らが質問を考えることで能動的な知識の吸収作業(自発)を行うことができます。
東京大学のアドミッション・ポリシー第三にあるように、この自発的な行動が知識を関連付ける能力を育てることにつながります。
授業中にノート作りはしない
授業中のノートは、板書や先生の話の要点、そして質問事項をメモするだけにとどめて書くようにしましょう。授業は、先生の話を聞いて考えるための時間なので、きれいにノートを作る時間ではありません。ノート作りは自習のときに復習で行えば良いと考えて、授業に集中しましょう。
参考
勉強法|中学・学習サイト
ノートの作り方|中学・学習サイト