子供のゲップを抑える方法とは
子供のゲップを抑えるには、日ごろの生活の中でどのようなことに気をつければいいのでしょうか。これから紹介するゲップを抑える方法は簡単に実践できるので、参考にしてみてください。
食事はよく噛んで食べる
当たり前のことですが、実際によく噛んで食べているお子さんは少ないのではないでしょうか。ガツガツ食べていたら空気も大量に飲み込んでしまうことになります。また、麺類などは空気も一緒に吸い込んでしまうので注意が必要です。食事をするときは一口ずつゆっくり食べ、胃の負担を軽減しましょう。
炭酸飲料を飲みすぎない
炭酸飲料を飲むと二酸化炭素が発生し、胃の内圧が高くなることでゲップが出やすくなります。炭酸飲料はゆっくり飲んでも二酸化炭素が発生するので、飲みすぎには注意しましょう。
良い姿勢を保つ
姿勢が悪く猫背になってしまうと、胃に内圧がかかりゲップが出やすい状態になります。姿勢が悪いとゲップが出やすいだけでなく、筋肉が硬くなる、集中力が続かない、マイナス思考になるなど、マイナス要素ばかりです。
椅子に座るときは深く腰掛け、前かがみになったり、のけぞったりするような座り方はやめましょう。長時間座るのがつらいときはクッションを使うなどして、悪い姿勢にならないようにしましょう。
また、立っているときも猫背にならないよう意識しましょう。
ストレスをためないようにする
学校で嫌なことがあったり、家庭内でのコミュニケーションがうまくいっていないことなどで、子供がストレスをためないようにしてあげましょう。ストレスからなる呑気症は唾や空気を飲み込む回数が増え、ゲップが出やすくなる病気です。呑気症でゲップの回数が増えた結果、逆流性食道炎になる可能性もあります。
子供と話す時間を作って、学校での出来事や「嫌なこと」の話を聞いてあげましょう。休日には子供のしたいことをさせて、気分転換やストレス発散のできる機会を作ってあげることも大切です。
また、「勉強しなさい」「やればできる子だから期待している」などの発言は、子供がプレッシャーやストレスを感じる原因になるかもしれません。子供への言動には特に注意しましょう。
まとめ
ゲップが出る原因は主に、食事と一緒に飲み込んだ空気が胃にたまり、逆流して口から出ることです。また、コーラなどの炭酸飲料を飲むと胃に二酸化炭素がたまるためゲップが出やすくなります。ただし、食事中以外でも頻繁にゲップが出ている場合は何かの病気を疑ったほうがいいでしょう。ゲップの症状から考えられる病気は「呑気症」「逆流性食道炎」「食道裂孔ヘルニア」「十二指腸潰瘍」「胃潰瘍」「胆のう」などがあります。異変に気づいたらすぐに病院に行きましょう。
ゲップを抑える方法には、食事はよく噛んで食べる、炭酸飲料を飲みすぎない、良い姿勢を保つ、ストレスをためないなどが挙げられます。
参考
げっぷ:医師が考える原因と対処法|症状辞典 | Medical Note
【 呑気症(空気嚥下症) 】と漢方薬による治療|一二三堂薬局
【医師が解説!】ゲップを止めるコツを紹介【ゲップが多いあなたへ】|EPARK