15歳の子供に身長を伸ばすアドバイス!中学3年生の背はもう伸びない?! - cocoiro(ココイロ) - Page 3

【運動】適度に体を動かそう

骨に適度な刺激を与えるような運動は、身長を伸ばす役割のある成長ホルモンの分泌を促します。また、適度な運動によりエネルギーを消費すると子供は食欲が増すため、栄養素をたくさん体に取り入れることができます。さらに、運動すると体が疲労するのでぐっすりと良質な睡眠をとることができます。このように体を動かすことは、食事と睡眠に深く関わっているのです。

大妻女子大学人間生活文化研究所の大澤清二氏によると、最適な体力トレーニングの開始年齢は次の通りです。

<最適な体力トレーニング開始年齢>

筋力トレーニング 持久力トレーニング
男子 10.6~14.9歳 10歳
女子 7.65~13.55歳 9歳

参考

最適な体力トレーニングの開始年齢:文部科学省新体力テストデータの解析からP34Ⅳ(4)|大澤清二

15歳は体の運動機能が十分に備わっている年齢です。しっかりと体力トレーニングにも取り組めるため、生活の中に適度な運動を取り入れることをおすすめします。

【思春期】晩熟のためには規則正しい生活を

成長期を応援するサイト「スクスクのっぽくん」では、思春期が早めに来ることで起きる身長への影響を次のように説明しています。

早く思春期が始まってしまったら、体が育っていない身長が短い状態からのスタートなので、最終身長が低くなってしまいます。逆に思春期が遅めに始まれば最終身長は高くなることが考えられます。

思春期が早く始まると、将来低身長のままになってしまう可能性があるのです。

(引用元:思春期が来ると身長が伸びない?成長スピードに差が出る?|スクスクのっぽくん

思春期が早まる原因は、必要以上の栄養(肥満)とストレス、そして睡眠不足といわれています。思春期を遅らせるためには、栄養バランスのとれた適切な食事を用意し、良質で十分な睡眠がとれる習慣をサポートすること。そして愛情に溢れ、リラックスできる家庭環境づくりを心がけましょう。

【ストレス】うまく付き合っていく

ストレスも身長の伸びに影響を与えます。タニタの健康コラムには次のように書かれています。

栄養、運動、睡眠に問題がなくても愛情に不安があって子どもの精神状態が不安定になると、成長ホルモンの分泌が減ると言われています。

また、情緒が不安定だと食欲が落ちたり、熟睡できなくなることも身長の伸びの悪さに繋がってしまいます。

(引用元:タニタの健康コラム 遺伝だけではない!子どもの身長を伸ばす方法とは?|タニタの健康応援ネット からだカルテ

食事、睡眠などの生活習慣を整えてあげることも大切ですが、子供がリラックスできる環境づくりも親として大切な役目です。受験で頑張る我が子の気持ちが、少しでも和らぐような家庭環境をつくることを心がけましょう。