【眠育】寝る前はスマホを触らない・触らせない
現在小中学校で問題になっている不登校の原因の1つは睡眠不足にあるといわれています。つまり、睡眠は子供の身体を成長させるとともに、睡眠中の潜在意識が心のケアも行っています。
14歳の子供がぐっすりと良質な睡眠を取るためには、寝る前にスマートフォンを触らないというルールを作ることをおすすめします。寝る前のスマートフォンいじりは不眠の原因になる可能性があり、その理由として、インターネットに関する疑問や活用のポイントを紹介するPreBellでは以下の3点を挙げています。
- 画面が発するブルーライトの影響
- スマホのコンテンツに集中してしまうこと
- 急に鳴るアラームやバイブレーション
(引用元:その不眠、スマホが原因かも。原因と対策を睡眠の専門家が伝授!|PreBell)
中高生はSNS依存傾向が強いため、寝る前にスマートフォンいじりをしないというルールに抵抗感を見せる子供がいるかもしれませんが、スマートフォンとの付き合い方を相談する良い機会と捉えて親子で話し合ってみましょう。
参考
不登校12万人のかげで ~広がる子どもの睡眠障害~|NHKクローズアップ現代+
「質の良い眠り」が脳を育てる。子どもの発達に規則的な睡眠が必要なワケ|こどもまなび☆ラボ
中高生の「ネット依存」93万人|NHKニュースおはよう日本
【体育】運動神経を伸ばすために一緒にアウトドアレジャーへ
インターネットやオンラインゲームのやりすぎで、健康や日常生活に支障をきたす「ゲーム依存症」という精神疾患があります。ゲーム依存症について中日新聞で次のように説明されています。
世界保健機関(WHO)は2018年6月、ゲームなどのやりすぎで日常生活に支障をきたす依存症を「ゲーム障害」(gaming disorder)として精神疾患に認定した。(中略)厚生労働省は中高生約93万人にオンラインゲームなどを含むネット依存の恐れがあると推計。
(引用元:「ゲーム依存症」中高生、100万人に迫る(2019年4月28日)|中日新聞)
社会的に深刻化する中高生のゲーム依存症ですが、中学生の時期は子供にとって運動神経を良くすることができる時期(ゴールデンエイジ)であるため、この時期に運動をせずに過ごすと将来運動が苦手になってしまう可能性があります。
ゴールデンエイジとは、運動神経のスキル(応用力)を磨く時期で3~14歳ごろまでのことをいいます。特に、12~14歳になると神経系統が9割形成され、短期間で急成長することはできません。
そのため、中学生の時期は現状の技術レベルを維持しながら基本動作の質を高めていく練習に取り組む必要があります。
そんなゴールデンエイジの最終年には、ゲームをして過ごすのではなく、子供の身長や運動神経をより伸ばすために、一緒に大人のアウトドアレジャーを楽しんでみましょう。一緒にアウトドアレジャーを楽しむことで、会話の糸口にもなります。
参考
ゴールデンエイジとは|SPOMEMO
夏休みこそ楽しみたい!とっておきアウトドアレジャー18選|SOTOASOBI LIFE
【心の教育】子供の話を聞く姿勢を持とう
BBC NEWS JAPANに思春期の子供の鬱についての記事があります。
英国の研究で、14歳の少女の4分の1と、14歳の少年のおよそ10人に1人に鬱(うつ)の兆候があるという結果が示された。
(中略)
「困ったことに、自分の娘が精神衛生上何を必要としているか、親が事態を軽く見ている可能性があるという証拠が示されている」
「その反対に、男子の場合は本人が何も言わなくても、親が子供の状態に気づいている可能性があります」
(引用元:14歳少女の25%に「うつの兆候」英国|BBC NEWS JAPAN)
思春期の子供は、反抗的な態度や親とディスカッションをしたがる子ばかりではなく、まったく反抗しない子供もいます。しかし、思春期の時期に親を意識しすぎるあまり内に思いをため込んでしまうと、鬱になってしまう場合があります。
ストレスは心だけではなく、体の成長にも良くありません。日頃から子供の考えや意見を素直に受け止めてあげるように努めましょう。
参考
思春期の心の悩み。うつ病になった友達や家族の接し方とは?|NHK健康チャンネル
思春期に迎えた反抗期の対応・接し方は?親子関係について考える|スクスクのっぽくん
まとめ/過度なダイエットは要注意
中学生の過度なダイエットについて、食と健康の総合サイトe840.netでは次のように注意を促しています。
特に女の子では体型を気にする時期でもありますので、ダイエットを過度に行おうとします。食事量を減らし、食事の回数を減らすようになり、貧血などの弊害が目立ち始める時期でもありますので、より一層の栄養バランスのとれた食事が求められるようになります。
(引用元:中学生(12から14歳)の栄養と食育|食と健康の総合サイトe840.net)
このように、14歳の過度なダイエットは、体にエネルギーを入れないことで痩せるという方法をとる場合が多いため、当然骨の成長を早くに止めてしまいます。
背が高くなりたい場合は、バランスの良い栄養をしっかりと体に補う必要があることを子供が気づけるような声がけをしましょう。
参考
健康になる!1日に必要なカロリー「推定エネルギー必要量」|日本医師会
子供の年齢別平均身長(男子)14才(中学2年生)身長|スクスクのっぽくん
ヒトの身長に関連する遺伝子バリエーションを数百個も新規同定(2014年10月6日)|nature genetics
思春期が来ると身長が伸びない?成長スピードに差が出る?|スクスクのっぽくん
タニタの健康コラム 遺伝だけではない!子どもの身長を伸ばす方法とは?|タニタの健康応援ネットからだカルテ
中学生(12から14歳)の栄養と食育|食と健康の総合サイトe840.net
子供の成長のための3大要素とは?食事と成長|高光製薬株式会社
その不眠、スマホが原因かも。原因と対策を睡眠の専門家が伝授!|PreBell
「ゲーム依存症」中高生、100万人に迫る(2019年4月28日)|中日新聞
14歳少女の25%に「うつの兆候」英国|BBC NEWS JAPAN