『火花』の読書感想文を書くときの3つのポイントと例文紹介! ( 3 )

『火花』の読書感想文を書く3つのポイント

最後に、『火花』の読書感想文を書く上での3つのポイントをご紹介します。読書感想文で大切なのは、自分の考えを書くことです。自分が素直に感じたことを、スムーズに書くための2つの視点と、1つの工夫をご紹介します。

「神谷」に対する自分の考えを書く

感想文では、主人公の徳永が魅力を感じた、神谷の考え方や行動に対する自分の考えを書いてみましょう。作品の中で、神谷は漫才の世界だけではなく、一般社会にも共通する考え方を哲学的に語ります。また、人間としてまっすぐに生きる姿には、「純粋さ」や「誠実さ」「正直さ」を感じることができます。

そんな神谷に対して、自分の近くに神谷という存在がいたら、どのように接するのか? 徳永と同じように憧れを感じるのか? など、自分も物語の登場人物になったつもりで考えてみましょう。そうすることで、より身近に神谷の存在を感じることができます。

「徳永」に対する自分の考えを書く

作者の又吉さん自身が語っていますが、徳永は大きく分けると又吉さん自身に似た部分がある芸人です。芸人として売れたいという強い気持ちを持っていながら、後輩芸人に先を越される葛藤や苦悩の中で、それでも芸人として走り続ける徳永の生きる姿は多くの人の共感を呼ぶでしょう。

自分が徳永だったら、神谷とどのように付き合っていくのか、相方の解散の話に納得ができるのか、この後の人生はどのようなことを考えて生きていくのかなど、神谷とは生き方の異なる徳永に関する考えを文にしてみましょう。

書き出しを工夫する

読書感想文の書き出しの多くは、「本との出会い」です。すでに課題図書として決まっている場合は、あらすじを簡単に紹介するところから始まるのが一般的です。

「本との出会い」は、十人十色でそれを書き出しにするだけでオリジナリティを出すことができます。具体的には、作品の中で印象に残ったセリフを最初に持ってくる方法や、読者に問いかける方法などがあります。

書き出しを工夫することで、読み手の興味を一気に引くことができます。それ以降の内容が一般的なものであっても、書き出しで良い印象を与えることができれば、評価してもらうことができるでしょう。

まとめ

『火花』は、近年の芥川賞の中でも話題性のある作品です。純文学の登竜門と言われる芥川賞ですが、作品で描かれている世界が芸人の世界ということで、比較的とっつきやすい内容になっています。又吉さんのインタビュー動画や記事も多数公開されているので、作者の人柄を理解しながら書いていくことをおすすめします。子供と一緒に、ピースの漫才を見ながら『火花』の読書感想文を書き進めてはいかがでしょうか。

参考

又吉直樹さんインタビュー|YouTube

又吉直樹氏 「バッドエンドはない、僕達は途中だ」 平成29年度近畿大学卒業式|YouTube

火花の読書感想文のあらすじや書き方!中学生や高校生の例文も|セーヤブログ

火花/又吉直樹のあらすじと読書感想文|ミニシアター通信

読書感想文「火花(又吉直樹)」|感想ライブラリー

”火花”での読書感想文の書き方!3つの書き出しポイントとは?|EATalk

「火花」又吉直樹 (夏休み読書感想文風)|綾切拓也オフィシャルブログ

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この記事をかいた人

katsu

旅行会社法人営業・上海支店勤務を経て、教員を目指し退職。その後、教員免許を取得し、認定NPO法人Teach For Japanのフェロー(教師)として公立小学校に赴任。教室では「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」を軸にした実践を行い、イエナプランのエッセンスを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。現在は、オランダの小学校で教員になるために2018年よりオランダに移住。個人事業主のビザを取得し、オランダ語を学習しながら、フリーライター・日本語教師として活動している。