ハロウィンのアイテムといえば、オレンジ色のカボチャのオブジェを思い浮かべるのではないでしょうか。ハロウィンにカボチャのオブジェを飾る理由をご説明します。家族でカボチャのオブジェを手作りしたい方に、本格的なものから0歳でも製作できるカボチャのオブジェの手作り方法をご紹介し、長く楽しむための保存方法をお教えします。手作りが苦手な方は、市販の置き物があります。ハロウィンの必需品、カボチャのオブジェを今年は飾ってみましょう。
ハロウィンでカボチャを飾る理由
ハロウィンにはカボチャを顔型にくり抜いてロウソクを立てる提灯(ちょうちん)を飾ります。この提灯をジャック・オ・ランタン(Jack-o’-lantern)と言います。
アイルランド民謡「ペテン師ジャック」という物語がジャック・オ・ランタンの起源と言われています。物語の中で生前、悪さばかりをしていたジャックという男の悪人が、死んで天国にも地獄にも行くことが許されなかったときに、悪魔から炭で火を分けてもらい提灯(ランタン)を作りました。今なお天国と地獄をつなぐ道をさまよい続けているジャックが持っている提灯がジャック・オ・ランタンです。ジャック・オ・ランタンには「ランタンを持っているジャック(男)」という意味があります。
ジャック・オ・ランタンは、死者や動物の霊や人間の怨念が現れ出るといわれる、日本の「鬼火」のような存在です。ハロウィンのお祭りでは、死者の霊を導いたり、悪霊を追い払ったりする魔除けの道具として準備されるようになりました。
「ペテン師ジャック」で出てくるランタンは当初カブでしたが、アメリカにハロウィンが伝わった時に収穫量が多く加工しやすい伝統的野菜であったカボチャを提灯の材料に使うようになったことから、ハロウィンにカボチャでランタンを作る文化が広く浸透したと言われています。
参考
ハロウィンのお話し 第 1 話|10月31日ハロウィン特集 はろうぃんのお話
ハロウィンはカブがかぼちゃの前のもともとの野菜だった?由来・意味も|エンタメラボ
本物のカボチャでジャック・オ・ランタンを手作り!
ジャック・オ・ランタンに使われるカボチャは、装飾用の観賞用カボチャです。日本最大の生産地は北海道の北空知地方で、毎年9月末には収穫の最盛期を迎えます。
観賞用カボチャで有名なのが「オータムゴールド」という品種ですが、今ではいろいろな品種のカボチャがランタン作りに使われます。ジャック・オ・ランタンに使うカボチャの品種には特別な指定はないので、色や柄など自由に選ぶことができます。ではどのようなカボチャがジャック・オ・ランタンに向いているのか、見てみましょう。
ジャック・オ・ランタンに向いているいろいろなカボチャ
カボチャはハロウィンの象徴的アイテムとして飾るだけでも、雰囲気を楽しむことができます。ハロウィンカボチャとして収穫される観賞用のカボチャには次のようなものがあります。
オーソドックスなハロウィン用のカボチャ
今、改めてネットのありがたみを噛みしめております・・・。復旧の瞬間、オフィスでは拍手が👏👏
パンプキン彫ってる場合じゃなぁぁぁい‼️‼️といって延期になった #ハロウィン の #パンプキンカービング 。。
パンプキン達が今や遅しとくり抜かれるときを心待ちに・・・してないか😂 pic.twitter.com/kSeTh5mh1J— 【公式】JTBルックアメリカンツアー (@looktour) 2018年11月1日
オレンジ色で表面の凸凹が少ないカボチャです。装飾用のカボチャで、普通の食用カボチャよりも表面が柔らかく削りやすいのが特徴です。パンプキンカービングに向いているカボチャです。
色も形もさまざまなカボチャ
(参照元:itachan1|Instagram)
白や緑のカボチャです。大小さまざまあり、ジャック・オ・ランタンとして飾ると自然の風合いがでておしゃれに見えます。
手頃な小さめのカボチャ
(参照元:kobatane1|Instagram)
大きなカボチャは保存する場所がなかったり、彫るのが大変という方向けの手のひらサイズのハロウィン用カボチャもあります。子供が初めてパンプキンカービングをするときに使うのがおすすめです。
参考
ハロウィーン待つ「お化け」カボチャ 全国に続々出荷|朝日新聞
ハロウィンに飾るかぼちゃの名前と種類!かぼちゃの栄養と効能とは?|ワイドなび