ほかの国では月の模様はうさぎに見えているのか?
ところで、ほかの国でも月の模様はうさぎのように見えているのでしょうか。ここでは、そもそもうさぎの形に見える月の模様はなんなのか、ほかの国ではどのように見えているのかについてご紹介します。
お隣の韓国や中国では、月の模様は「薬を挽くうさぎ」に見えているそうです。しかし、同じ中国国内でも、うさぎではなくカニに見えている地域もあるそうです。
そのほかの国では、「横向きの女の顔」「本を読むおばさん」「水をかつぐ男女」など、実にさまざまな捉え方をされています。以下に主な月の見え方と地域を示しました。これを見れば、月の模様の多様な捉えられ方が分かるでしょう。
- 日本「餅をつくうさぎ」
- カナダインディアン「バケツを運ぶ少女」
- 北ヨーロッパ「本を読むおばあさん」
- 南ヨーロッパ「大きなはさみのカニ」
- 東ヨーロッパ「横向きの女性」
- バイキング「水をかつぐ男女」
- アラビア「ほえているライオン」
- ドイツ「薪をかつぐ男」
まとめ
今回は月にうさぎがいる由来や、その正体についてご紹介しました。月にうさぎが住んでいると言われるようになったのは、インドの仏教説話「ジャータカ神話」が日本に伝わったからと言われています。月のうさぎの正体は「月の海」と呼ばれる地形で、その見え方は世界各国でさまざまに違うようです。
満月の夜には家族で空を見上げ、月で餅をつく心優しいうさぎに心を馳せてみてはいかがでしょうか。
参考
月のうさぎの正体は? | ウェザーニュース
なぜ餅つき?「月うさぎ」の由来、海外での見られ方 | All About
桂樹月兎八稜鏡 | 天理大学附属天理参考館
中秋の名月とは?お月見の由来とお月見に供える物の意味! | ワイドなび
餅つきと月のうさぎ | 月とうさぎの起源と文化
月にうさぎがいる由来は?餅つきをしている理由と外国での見え方 | ちゃきサーチ
月を極めてみよう|SSDC