何をやるかはどうやって決める?
小学校1年生の自由研究は、お子さんにとって初めての自由研究になることが多いので、どうやって題材を決めれば良いか分からない、といったケースも多くあります。
自由研究の題材に、子供自身が「これ!」というものを選んだ場合は、その気持ちを尊重して好きなことをやらせてあげましょう。自分で決めた題材の方が興味もわきやすく、意欲的に取り組むことができるでしょう。
親御さんは子供が取り組む様子を観察しながら、必要なときには手を貸してあげるようにしてください。
子供が一人で題材を決められない場合は、上記の「小学校1年生が取り組める自由研究の題材例」を参考にしながら、親御さんから提案してあげると良いでしょう。
ただし、提案はしても「何をやるか」はなるべく子供自身に決めてもらうようにしましょう。
【ジャンル別】おすすめの自由研究のやり方を紹介
ここからは、ジャンル別におすすめの自由研究のやり方をご紹介します。
【工作】紙粘土を使った花瓶やペン立て作り
初めての自由研究にぴったりの、簡単に作れる紙粘土を使った工作です。白い紙粘土を使って作った場合は、後から絵の具で色をつけると鮮やかに仕上がります。絵の具を使うのが難しい場合は、初めから色付きの紙粘土を使ってカラフルに仕上げても良いでしょう。
用意するもの
- 瓶
- 紙粘土(白または色付き)
- 貝殻・おはじき・ビーズなど飾りになるもの
- 白い紙粘土を使う場合は絵の具
作り方
- 瓶に紙粘土を貼りつけます。 色付きの紙粘土を組み合わせて貼りつけたり、白い紙粘土を使って後から絵の具で色をつけたりしても良いでしょう。紙粘土は、はがれないように厚みをもたせて瓶に貼りつけてください。特に瓶の口のところははがれやすいので、しっかりとつけましょう。
- 紙粘土が乾かないうちに、貝殻・おはじき・ビーズなどの飾りになるものを埋め込みます。
- 色付きの紙粘土で作った場合は、数日紙粘土を乾燥させれば完成です。白い紙粘土で作った場合は、 乾いてから絵の具を使って色付けをしても良いでしょう。
まとめのヒント
下記をヒントにまとめを作ってみましょう。
- 使った材料や作り方をまとめる
- 作り方の工程ごとに写真や絵を載せて分かりやすくする
- 作った感想や使い道などを書く
【工作】宝石石けん作り
宝石のようにキラキラ光る石けんを作る工作です。材料が多く、やや工程が複雑ですが、基本的には溶かして固めるだけなので簡単に石けんを作ることができます。
いろいろな色や香りを組み合わせてオリジナルの石けんを作ってみましょう。
用意するもの
- グリセリンソープ(クリアまたはホワイト) 110g程度
- はかり
- 石けん用のフレグランスオイルまたは天然アロマオイル
- 石けん用の色材(石けん専用のジェルタイプがおすすめ)
- ラメ(化粧品にも使える粒子の細かいもの)
- クリームの絞り袋
- 輪ゴム
- 紙コップ
- 割り箸
- 包丁とカッターマット
- 湯せんに使う鍋(電子レンジでも可)
- 耐熱容器(石けんを溶かすために使用)
- シリコン型(余った宝石石けんのかけらを使って小さい石けんを作るときに使用)
作り方
- 溶かした石けんを流し込むためのクリームの絞り袋の先を輪ゴムで縛り、絞り口を下にして広げて紙コップに入れます。
- 別の紙コップに石けん用のフレグランスオイル(または天然アロマオイル)を3~4滴入れます。
- グリセリンソープ約50gを湯せん(または電子レンジ)で溶かし、2のフレグランスオイルの入った紙コップに注ぎます。
- 3の紙コップに、石けん用の色材を1滴ほど入れて割り箸でかき混ぜましょう。
- 4の半分の量を、1のクリームの絞り袋をセットした紙コップに注ぎ入れ、ラメを振りかけます。
- グリセリンソープ約15gをカットし、溶かさずそのまま5に入れます。
- 4の紙コップにさらに色材を加えて色を濃くし、クリームの絞り袋をセットした紙コップにすべて注ぎ入れます。
- 7に再度ラメを振りかけます。違う色のラメも加えると、宝石のようなきらめきが増します。ラメを入れすぎたときは、割り箸で石けんの生地となじませましょう。
- クリームの絞り袋を紙コップから取り出して、手で好きな形に整えます。あまり触るとにごりが出て透明感がなくなってしまうので、 力を入れすぎず整える程度にしましょう。
- クリームの絞り袋を紙コップに戻し、フレグランスオイルを3~4滴加えます。その上にグリセリンソープ約30gを湯せん(または電子レンジ)して溶かしたものを注ぎます。
- 再度クリームの絞り袋を紙コップから取り出して、形を整えます。
- 新しい紙コップにグリセリンソープ約15gを湯せん(または電子レンジ)で溶かしたものを入れて、そこに色材を1滴加えます。
- 紙コップに戻したクリームの絞り袋の中に、12で作った石けんを注ぎ入れます。入れたらクリームの絞り袋を紙コップから出し、形を整えます。
- クリームの絞り袋の中に入った石けんを氷水で冷やします。冷やすときは、中身がこぼれないようにしたクリームの注ぎ袋を直接氷水に浸けても、紙コップに入れたまま冷やしても、どちらでも大丈夫です。
- 石けんが固まったら袋から出してでき上がりです。形を整えたい場合は、包丁で表面をカットします。危険なので、カットは親御さんがやってあげてください。
- 余った宝石石けんは、溶かしたグリセリンソープと一緒に型に入れると小さな石けんとして使えます。
まとめのヒント
下記をヒントにまとめを作ってみましょう。
- 石けん作りで使った材料や作り方を書き出す
- 作っている工程ごとの写真や絵を一緒に載せる
- まとめた資料と作った石けんを一緒に展示する
- 余裕があればいろいろな色で作ってみたり、石けんの配合を変えたりして、さまざまなパターンの石けんを作って違いを比較する
参考
【料理】カッテージチーズ作り
牛乳を温めてレモン汁や酢を加えるだけで簡単にカッテージチーズを作ることができます。料理をしたことがないお子さんでも簡単にできます。
材料
- 牛乳 500ml
- 酢やレモン汁 大さじ2
作り方
- 牛乳を鍋に入れて温め、ホットミルクを作ります。ホットミルクの温度は、約60度(指を12秒入れられるぐらいの温度)にします。
- 牛乳に酢やレモン汁を加えてかき混ぜて、しばらく置いておきます。 しばらくすると豆腐のような固まりの部分と、やや黄色い水分に分離します。
- ボウルの上に清潔な布巾やキッチンペーパーなどを敷いたざるをセットし、カッテージチーズの固まりの部分を取り出します。
まとめのヒント
下記をヒントにまとめを作ってみましょう。
- 作り方や分量などをまとめる
- 牛乳やレモン汁の量、温める温度を変えて仕上がりの違いを比較する
- 作ったカッテージチーズをどのように食べたかをまとめる
- カッテージチーズの固まりの部分や残った液体の成分を調べてまとめる
- 酢やレモン汁以外の酸っぱい果汁でも固まるのか、一緒に実験してみる
参考