『蜘蛛の糸』の読書感想文を上手に書くコツと物語の復習 ( 3 )

上手に読書感想文を書くコツ

本を選んだ理由を書く

感想文で一番大切な部分は、書き出しです。最後まで感想文を読んでもらうためのつかみとなるため、書き出しを工夫するといいでしょう。例えば、その本を選んだ理由。「どうして気になったのか」「なぜおもしろいと思ったのか」といったことを具体的に書いていきましょう。子供独自の視点であればあるほどいいでしょう。

その際、子供がうまく理由を言語化できないようなら、親御さんが具体的に聞いてあげるとより書きやすくなります。注意点は、親御さんの押しつけにしないこと。「きっとこう思ったんでしょう」と先回りして決めつけないよう、子供が自然に話すまで待ってあげましょう。

あらすじは最小限に収める

本の物語がおもしろいと、ついあらすじを事細かに書きたくなるかもしれません。しかし、あらすじを書きすぎると、本来書きたい感想や考えについて詳しく書けずに原稿用紙がいっぱいになってしまいます。物語を読んだことのない読者に分かりやすくするため、最低限のあらすじは必要ですが、書きすぎないように注意しましょう。

あらすじを書く際には、いつ、どこで、誰が、何を、どのように、といった点を具体的に書くことで伝わりやすい文章になるでしょう。

インタビュー形式で書き上げる

書きたい要素がある程度決まったら、構成を練って書き進めます。その際、文章の苦手な子供だと自分で書き進められないかもしれません。そこで、子供にインタビューするかのように、聞いてみてはいかがでしょうか。

「印象的な場面とその理由」や「物語を通して学んだことと理由」、「嫌いな登場人物とその理由」など、項目を決めてインタビュー形式で聞いていきましょう。明確な理由を伝えられない際には、親御さんがうまく言葉を補ってあげてサポートし、答えにたどり着けるようにしていきましょう。

締めくくりは次のステップを書く

感想文の最後には、本を読み終えた後に子供が行いたいステップについて書きましょう。例えば、「~についてもっと学びたい」「家族と~をしたい」「~という人にこの本を進めたい」といった次なるステップを書いていきましょう。本を通して、本人が成長したことが分かりやすく明示され、感想文としても評価されるでしょう。

終わりに

蜘蛛の糸を独占しようとしたために地獄に戻ってしまったカンダタ。カンダタの行いから何を学べるのか、お釈迦様の試しは必要だったのか、といった観点からも考えられる深い作品です。親子で善悪について議論を交わしてみてもいいでしょう。読書感想文を書くポイントも参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考

蜘蛛の糸を読んで | 表彰式小中学生読書感想文コンクール|向日市立図書館

芥川龍之介『蜘蛛の糸』あらすじと読書感想文(シンプルな書き方です)|百人一首で始める古文書講座

『蜘蛛の糸』読書感想文の書き方6例【中学生・高校生~】|読書感想文の書き方

何をどう書く?読書感想文の書き方。導入・あらすじ・締めくくりの要素別解説|School Post

『蜘蛛の糸・杜子春』新潮社

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