『坊っちゃん』の読書感想文を上手に書くポイントとは?
いきなり読書感想文を書き始めるのは自分でハードルを上げてしまう行為です。坊っちゃんの読書感想文を書くと決めたら、以下の方法を試してみてください。いざ読書感想文を書くというときに、とてもスムーズに書き進めることができるはずです。
【ポイント1】小説を読む前にアニメを見る
坊っちゃんは不朽の名作という点で、映像化もされています。いきなり本を読むことが苦手だと感じる人は、まずアニメなどの映像作品を見てから本を読んでみてください。
映像は文字だけでは表せない感情の機微や登場人物のイメージなどを目で見ることができます。どのような物語なのかというざっくりとしたあらすじをつかむためにも、一度アニメなどを見てみることをおすすめします。
坊ちゃんのアニメに関する情報はこちら ⇒ アニメ作品を調べる|トムスエンタテインメント
【ポイント2】本を読みながらメモを取る
実際に本を読み進めていくと、自分の中で印象に残ったシーンや、登場人物のセリフなどが出てくることがあります。そんなときは本に付箋を付けたり、メモを取ったりすると良いでしょう。
1冊本を読み終わったあとに感想文を書き始めると、「あれ? これってどこに書いてあったんだっけ?」「印象に残っているシーンはどのあたりだったっけ?」となることが多いです。そのため通常の「読書」ではなく、「感想文を書くための読書」として本を読みましょう。
題材として使えそうな箇所や「ここだ!」と思ったシーンには付箋を付けるのがおすすめです。また感じたことはすぐにメモに残しておきましょう。
【ポイント3】構成を考えてから書く
1,000字や1,500字だとしても、いきなり書き進めていくのはかなり無謀です。「おもしろかった」「ためになった」などの感想だけではこの文字数はクリアできません。読書感想文を書くときは、あらかじめ構成を考えてから書きましょう。
小学校の低学年では、日記などの文章を書くときに
- はじめ
- なか
- おわり
という三部構成を意識して書くように指導されます。このように
- 何のテーマについて書くのか・簡潔にまとめる
- どの部分で何をどう感じたか
- 坊っちゃんを読んで考えたこと・感じたこと
など、ある程度の骨組みを作って、そこへ文章として肉づけをしていくと、全体的にまとまりのある良い文章が書けるようになります。
まとめ
読書感想文は苦手だという人が多いですが、コツさえつかんでしまえば難なくクリアすることができる課題です。文章を書くのに最も有効なのは、良い文章をたくさん読むこと。言葉の言い回しや語彙も増えるため、日頃の読書が読書感想文をうまく書くための近道だといっても過言ではありません。
本離れが叫ばれている昨今、読書感想文の課題を良い機会として、親子で本を読む時間を作ってみるのも素敵です。
参考
読書感想文、つまずきポイントを見極めよう! 中高生の<本選び>|ベネッセ教育情報サイト
坊っちゃん/夏目漱石のあらすじと読書感想文|ミニシアター通信
夏休みの宿題対策!読書感想文で悩まないためのワザ|フジモトのカクロン