中学生の睡眠時間、平均と理想は?早く寝るコツもご紹介! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

中学生にとって睡眠が重要な4つの理由

思春期である中学生は、まだまだ成長期。睡眠が体に及ぼす影響は大きいです。中学生にとって睡眠が重要な理由をチェックしましょう。

記憶力がアップする

受験勉強で忙しい3年生は特に自然と睡眠時間が短くなる傾向があるでしょう。しかし、脳にとって睡眠は重要です。

脳は睡眠中に記憶の整理を行います。睡眠中に日中に記憶した情報を取捨選択し、長期的に記憶すべきものを定着させます。記憶力を上げるためにも、十分に睡眠をとる必要があるのです。

眠いと考えがまとまらなかったり、暗記ができなかったりという経験が皆さんにもあるでしょう。眠気は思考力や物事を論理的に考える力を低下させます。日中に寝不足のまま勉強するよりも、十分に睡眠をとってスッキリとした頭で勉強する方が効率的なのです。

成長ホルモンが分泌される

体を成長させてくれる「成長ホルモン」。成長ホルモンが分泌されると身長が伸び、筋肉が発達し、代謝も促されます。成長期の中学生にとっては成長ホルモンがきちんと分泌されることが望ましいのです。

成長ホルモンは夜眠っている間に分泌されます。質の良い睡眠をとることできちんと分泌され、体も大きく成長します。毎日決まった時間に就寝して、ぐっすりと眠ることが重要です。

ストレス解消

睡眠には、ストレスを解消する効果もあります。

思春期である中学生は、友人関係に悩んだり、先生や親に叱られたり、部活や受験勉強でプレッシャーを感じたりと、ストレスを抱えることも多いでしょう。大人が想像する以上にストレスを抱えているものです。

ストレスを発散したくても、まだ子供なのでうまくできません。十分な睡眠で1日のストレスを和らげると、翌日以降も頑張る気力が湧くでしょう。ストレス解消のためにも、十分に睡眠をとることが重要です。

自律神経が整う

自律神経は循環器や消化器、呼吸器などの調整に働く神経。中学生では、まだ発達が十分でない場合もあります。

規則正しい生活の中で整う自律神経ですが、睡眠不足やストレスがあると乱れます。自律神経が未発達だと低血圧になったり、朝起きられないなどの症状が出る「起立性調節障害」を発症することもあります。

自律神経を整え発達させるためにも、十分な睡眠が必要です。