子供のお箸はいつから、なにで練習する?お箸をきれいに使える練習方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

お箸が正しくきれいに使えるようになる練習方法

お箸の練習をするときは、いきなりお箸2本を持たせるのではなく、上のお箸と下のお箸をそれぞれ分けて1本ずつ練習しましょう。

STEP1:上の箸

まずは、鉛筆を持つように、お箸1本を親指を支点として人差し指・中指の2本で挟むように持ちます。そして、数字の1を書くようにお箸を上下に動かしましょう。

STEP2:下の箸

次に、お箸1本を親指の付け根で挟み、薬指の第1関節で固定する練習をします。

STEP3:最後に上下の箸で挟む

最後にお箸2本を持ち、それぞれの動き方を合わせる練習をします。

【練習上の注意】子供のペースに合わせて無理をしない

現在、お箸を正しく使えている大人は30代でも約3割という結果が出ています。お箸を正しく使えないと、食材をうまくつかめないだけでなく、見た目から相手に与える印象も悪くなってしまいます。

親御さんだけでなく、お子さんのお箸の持ち方は正しいでしょうか。保育所で子供の食事マナーを保育士と管理栄養士が連携して指導した調査結果の中で、保育士から次のような懸念の声が上がりました。

「正しい箸の持ち方がまだできていない子どもの保護者は,そのことを認識していない場合が多いので反応がない( 5 歳クラスの保育士)」「保護者の評価と実際の食事中の様子が食い違っているように感じた( 4 歳, 5 歳クラスの保育士)」という,家庭と保育園の認識の不一致を示唆する意見もみられた。

(引用元:保育所における保育士と管理栄養士との連携による食事のマナーに関する食育プログラム ─食具の持ち方と正しい姿勢に関する実践─|J-STAGE,P22Ⅲ結果 4)保育士へのインタビューのコメント(③)による評価

お子さんが正しくお箸を使えているか、じっくり観察してみましょう。その上で気になった場合でも、食事中に直すのはおすすめしません。

食事の時間にお箸の練習を始めると、食べたいのに中々食べられないし、食べ物が散らかるしで、教える方も教わる方も集中できなかったりします。

(引用元:【教育研究家に聞く】子どものお箸、いつから? どうやって? 練習のコツ|ウチコト

そこで、食事とは別に、遊びの中に食育を取り入れてお箸の練習をしましょう。最適なおもちゃがあります。

ご紹介したおもちゃ以外でも、お箸の練習ができる知育玩具は多く販売されています。叱りながらの食事をするよりも、楽しく親子のコミュニケーションをとりながら食事マナーを学び、食事中は褒めて美味しく食べられるように工夫しましょう。

まとめ/お箸を正しく使って気持ちよく食事をしよう

小学校にはいると、給食を完食することだけではなく、食器を正しく使う練習がある学校もあります。埼玉県川口市立本町小学校によると、その理由は次のように説明されています

はしの使い方については、正しく持つことができている児童は学級で4人であった。はしを正しく使えていなくても何とか食事をすることができていたため、間違いに気づいても改善しようとする意識が低いのではないかと考えられる。さらに正しいはしの持ち方を理解していないため、自分の持ち方をふり返り、正しい持ち方にすることができていない。

(引用元:食育実践リポート 学級活動での食育 めざせ!おはし めい人|埼玉県川口市立本町小学校

そのため、小学校までにお箸を使って食事ができるように教えるときは、「正しく持って使える」ことを心がけましょう。

お箸を正しく使って食事をするということは、「お箸の国 日本」の国民として、とても大切なマナーです。家族以外の人と一緒に食事を楽しむ時に、お互いに気持ちよく食事が出来るように、小さな時から正しいお箸の使い方を練習しておきましょう。

参考
保育所における保育士と管理栄養士との連携に よる食事のマナーに関する食育プログラム ─食具の持ち方と正しい姿勢に関する実践─ |J-STAGE
お箸は最初が肝心!すんなり持てる練習法と子供用お箸10選|クリエイティブキッズ
正しいお箸の持ち方を子どもに身につけさせる方法|いこーよ
子供のお箸はいつから?箸の練習方法や上手な教え方を知りたい!
その箸の持ち方 大丈夫? 正しい人は30代でも3割 |NIKKEI STYLE
【教育研究家に聞く】子どものお箸、いつから? どうやって? 練習のコツ|ウチコト
食育実践リポート 学級活動での食育 めざせ!おはし めい人|埼玉県川口市立本町小学校

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Ginamy

慶應義塾大学経済学部卒業。日商簿記検定2級・医科2級医療事務の資格保有。経理・一般事務を経験し、結婚を機に家庭に入る。3人の男の子のママライター。自身が中学・高校・大学・資格試験の受験を経験。育児・教育・書籍に関心。趣味は整理整頓・おしゃべり・K-POP・読書。地元少年野球部に参加する息子達を夫婦でサポート。子供の夢を叶えるべく、進学塾の通信講座受講での中学受験を目指し、家庭学習を支える。息子達がいてくれるからこその青春と感動と苦悩に感謝!