【子供の虫刺され】間違えちゃいけない!正しい対処方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

虫の種類によっては病院へ

上記では蜂を例に挙げましたが、ほかにも受診が必要な虫としてチャドクガなどがいるので注意しましょう。チャドクガは成虫でも幼虫でも、死骸になってもずっと毒性があり、体の毛に触れただけでも皮膚がピリピリします。

もし触れてしまったら、触れた部分を直接触らないようにして、テープなどで毛を取り除いてから洗うようにしましょう。

また、トコジラミも人を刺す虫として知られ、皮膚に斑点ができて炎症を起こすので、すぐに病院に行くようにしましょう。トコジラミはかゆみが強いため、夜眠れなくなり睡眠不足の原因にもなります。

私たちが普段から使っているマットレスの中に繁殖することが多いため、定期的に掃除をしたほうが良いでしょう。

似たような症状が現れる虫として、マダニがいます。マダニに関しては夏場にキャンプに行った際などに噛まれる人が多いようです。マダニは皮膚にはりついてなかなか取れないため、皮膚に原因が残ったままのような状態になります。

自分で取ろうとすると毒の部分だけが残ってしまう可能性があるので、必ず医療機関を受診して取ってもらうようにしましょう。

基本的に蚊などであれば、薬を塗ればすぐ治るため、大事に至ることはありません。

虫に刺されたらかかないこと

子供は虫に刺された際にかいてしまうことが多いのですが、基本的に良くありません。

我慢できずにかきむしってしまうとかき傷になってしまい、あとあと治りが悪くなってしまいます。こういったことを防ぐためにも、親御さんにできることをいくつかやってあげましょう。

まず大前提として虫に刺されないようにすることが大事です。虫の多い場所に行かない、肌を出した状態で遊ばないなど、対策をしましょう。長袖、長ズボンを着用し、子供用の虫除けスプレーを使うという方法が最も効果的です。

もし虫に刺されてしまった場合は、かゆみが持続しないように刺された箇所の周辺の汗や汚れをシャワーなどでしっかりと落としてください。

汗や汚れはかゆみが悪化する原因にもなるので、毎日落とすようにしましょう。

また、シャワーの温度が高いと体温が上昇してしまい、かゆみを感じやすくなります。できるだけ低温のシャワーを浴びさせてあげるとかゆみを抑えられるかもしれません。

病院に行くタイミング

実際に子供が虫に刺された際には、様子を見ることも必要です。しかし、親としては不安に思うこともあるでしょう。基本的に子供が虫に刺されてから病院に行くことを決めるまでの明確な期間はありません。

まず症状が出てから、様子を見るようにしましょう。数日経ってかゆみが引いてくれば良いですが、我慢できないかゆみや痛みを引き起こすケースもあります。

子供がかき続けている姿が見られ、かき傷になっている場合はすぐに病院を受診するようにしましょう。

また、虫刺され用の市販薬は基本的にしっかり効果のあるものばかりです。虫刺されの場合は市販薬を使って様子を見るという方法が良いでしょう。おすすめの市販薬についてはこの後紹介しています。

1週間程度市販薬を使用しても効果がない場合は、病院に行きましょう。病院で状態を見てもらって処方してもらった薬の方が早く治る確率が高いです。

大人と比べると子供は抵抗力がないため、虫刺されによってアレルギー反応が強く出てしまい、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。

もし、アナフィラキシーショックを起こしているようであれば早急な治療が必要です。手遅れになると死に至る可能性もあるため、虫刺されがきっかけで蕁麻疹や呼吸困難などが見られる場合は、すぐに救急車を呼んで病院に搬送しましょう。

慣れていないと動揺してしまいがちですが、アナフィラキシーショックの予兆を感じたら、落ち着いてすぐに救急車を呼びましょう。