子供の咳が止まらない!考えられる症状別の原因と家庭での対応方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 4

病院へ行くタイミング

病院へ行くタイミングは咳の症状によって異なります。各家庭の事情ですぐに病院に連れていけない場合もあります。また子供自身がぐったりしていて病院に連れて行くのがかえって酷に思える場合もあるでしょう。

なにをおいてもすぐに受診すべきか。

一旦様子を見てから受診すべきか。

病院へ行くタイミングを判断するときは、専門家と相談したり、医者の監修したサイトなどを活用しましょう。

専門家に直接相談して受診したい場合

【無料】電話で相談したい場合は「#8000」

休日や夜間の子供の症状にどのように対処すれば良いのか分からない場合や、病院を受診すべきか悩んだときに、無料で小児科医師や看護師に電話相談できるのが「こども医療でんわ相談」です。厚生労働省が全国で行っている医療政策で、「#8000」に電話をかけるとお住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。

電話相談は平日・休日ともに行われており、携帯電話からの通話も可能です。ただし、相談ができる時間帯は各都道府県によって異なります。下記参考サイトで時間を確認してください。

参考

こども医療でんわ相談|厚生労働省

【有料】オンラインで医師に医療相談をしたい場合

現役の医師に1対1で医療相談ができるサイトが「JustAnswer.com医師のネット医療相談」です。有料ですが、気になる症状が長引いていたり、普段と違う心配な兆候を感じた場合に最短15分で医師に相談できます。ただし、サイトでの回答は対面鑑定や特定の専門家からのアドバイスに取って代わるものではないことを踏まえ、利用規約に同意してご利用ください。

参考

現役の医師 と一対一でやり取り、あなたの質問に個別対応します|JustAnswer.com医師のネット医療相談

【月額432円(税込)】医療の専門家による医療情報提供アプリ

Medical Noteー医師と患者をつなぐ医療情報サービス

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医師や看護師といった各科の専門家で構成されるチームに、医療知識について解説してもらったり、治療先を探してもらえる医療情報提供サービスアプリが「Medical Note医療相談」です。月額432円(税込)を支払えば、いつでも何度でも相談できる上、登録した疾病についてほかの人の相談内容や記事の閲覧もできるため、疾病に関する知識を得ることができます。

参考

現役の医師が運営する医療相談・情報提供サービス | Medical Note医療相談

自分で判断して受診する場合のチェック項目

子供の様子を見て受診のタイミングを自分で判断したい方には、夜間や休日などの診療時間外に判断の目安を提供しているウェブサイト「こどもの救急」でチェック項目を選択して調べる方法がおすすめです。「こどもの救急」は厚生労働省研究班である公益社団法人日本小児科学会監修で、対象となる子供の年齢は生後1ヶ月~6歳です。

参考

せき・ゼェゼェする|こどもの救急(ONLINE-QQ) 

そのほかに、公益社団法人埼玉県看護協会では、子供の症状ごとに受診の仕方を詳しく示しています。医師の問診に正確に答える基準にもなりますので、以下の「どの症状が何時から出ているのか」をしっかりと記憶しておきましょう。

緊急!救急車で受診しよう

・顔色が白い。または紫色。唇や爪が紫色。
・呼吸が止まっている。
・意識がない。
・自分で動くことができない。
・失禁している。

(引用元:子どもの病気とその対応-3|公益社団法人 埼玉県看護協会

すぐに受診!夜間や休日なら救急病院を受診しよう

・顔色がいつもより悪い。
・ぐったりとして元気がない。
・会話ができない。
・意識がボーとしている。
・ゼーゼー、ヒューヒューした音が聞こえる。
・息をする時、肩が上下に揺れる。小鼻がピコピコ膨らむ。
・息をする時、喉のくぼみや鎖骨や肋骨がペコペコとへこむ。
・咳がひどく横になって眠れない。
・咳がひどくおっぱいや水分が飲めない。
・おっとせいが鳴くようなガーコガーコした咳や犬が吠えるようなケンケンした咳。

(引用元:子どもの病気とその対応-3|公益社団法人 埼玉県看護協会

なるべく早く受診。夜間や休日なら診察時間まで様子を見ても

・熱があり、繰り返し咳き込んでいる。
・顔色は悪くないが、ゼーゼーヒューヒューしている。
・のどが詰まるような感じの咳が出る。
・突然むせたように咳き込む。

(引用元:子どもの病気とその対応-3|公益社団法人 埼玉県看護協会

様子を見て症状が悪化するようなら受診しよう

・咳は出ているが元気や食欲がある。水分が飲める。
・咳やゼーゼーはあっても、良く遊べて、良く眠れている。
・痰がからみ、たまに咳をして痰を吐くが、吐いた後は機嫌よく元気がある。

(引用元:子どもの病気とその対応-3|公益社団法人 埼玉県看護協会