勉強に向かわせる接し方
子供を勉強に向かわせるには、年齢が早いに越したことはありませんが、遅いということはありません。親が考え方を変えるだけで、子供はそれを感じ取り、行動にも変化が生まれるはずです。
親が勉強している姿を見せる
勉強することの価値を伝えるには、言葉では不十分です。「行動」に「言葉」を加えて、初めて子供に伝わります。
仕事に関わること、育児に関わること、自分が興味関心の強いことなど、どんなことでもいいので勉強している姿を見せるようにしましょう。そして、勉強が楽しいものであることを伝えましょう。
本来人間は、新しい知識を得る喜びを感じる生き物です。新しいことを知ったり、新しいことができるようになったらうれしいものです。その喜びを親が感じ、子供にその姿を見せるように心がけましょう。
勉強する習慣を作る
「勉強しなさい」を言わないようにするための1つの方法は、勉強する習慣を作ってしまうことです。勉強が楽しいことと分かっても、毎日するのは大変なことです。特に、いろいろなことに好奇心を持っている子供にとっては、勉強に取りかかるまでの誘惑が多いものです。
例えば、以下のようにルールを決めてしまいましょう。
- 17時になったら勉強をする
- 学校から帰ってきたら勉強をする
慣れるまでは大変ですが、長い目で見守りながら一緒に習慣化してしまいましょう。習慣化してしまうと、やることが当然になってくるので、「やらない」という選択肢がなくなっていきます。
勉強することの達成感を感じさせる
最後はテクニック的な要素が強いですが、勉強することの達成感を感じさせることです。勉強することが嫌いだったり、勉強が分からない子供にとっては、勉強している時間は苦痛でしかありません。
そこで、勉強することで両親に褒めてもらえたり、テストの点数が上がったり、何かほしいものを買ってあげたりと、即効性のあるメリットを実感させてあげましょう。勉強した知識や経験が活きてくるのは、子供にとっては数年先のことです。長ければ10年以上先になる場合もありでしょう。
そんな先のことまで考えて勉強に向かうことができる子供はほとんどいないでしょう。だからこそ、数日、数週間で結果が分かるようなメリットが必要なのです。ただし、それが目的になると本当に自分から勉強するようにはなりませんので、習慣を作ることや、親が勉強の楽しさを伝えることと並行させるようにしましょう。
まとめ
子供が勉強するかしないかは、周りの環境で変わってきます。子供が勉強しないのには理由があります。その理由を適切に読み取って、子供が勉強に向かえるようにサポートしてあげてください。
参考
子どもが勉強しない一因は「親ストレス」だ|東洋経済
勉強しない子には「予想を裏切る」で対処せよ|東洋経済
子供が勉強しないときの対策。イライラはNG、親子で勉強計画を立てよう!|こどもまなびラボ
勉強をしないわが子を叱るのは、本当に良いことですか?|幼児教育ひまわり
小学生の子供が勉強しない!学習を習慣化できている親の対策5つ|フクロウ先生の小学生向け通信教育ラボ
子供が勉強しない理由!なぜ子供にとって勉強はつまらないのか?|チャイビ