子供が勉強しない!その理由と勉強に向かわせる3つの接し方! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

勉強しない子供にしてしまう接し方

子供が勉強しない理由を確認していくと、これまでの経験や周りの環境が災いして、勉強をしなくなっていくことが分かることでしょう。まずは、勉強しない子供にしてしまう接し方を3つご紹介します。普段の接し方を振り返りながら読み進めてください。

親が勉強嫌い

学校の先生が勉強嫌いな人だったら、そのクラスの子供たちは勉強を好きになるでしょうか? おそらく、ほとんどの子供は勉強を嫌いになるでしょう。逆に、算数を大好きな先生が算数を教えたら、算数が好きになるところまでいかなかったとしても、子供たちは算数の魅力をたくさん知ることができるでしょう。

家庭でも同じことが言えます。親が勉強することを軽視したり、嫌ったりしていれば、子供も勉強が嫌いになります。

子供は親のことや周りの大人のことをよく見ています。口先だけで「勉強しなさい」と言っても、言っている本人が勉強をしていなければ、「自分だってしていないじゃん!」と子供は考えます。本を読んだり、調べ物をしたり、親が勉強している姿を見せることが大切です。

勉強を強制する

「勉強しなさい」と子供に言った経験はないでしょうか? 簡単に言える言葉ですが、逆の効果を与えてしまいます。

命令口調で言われた時点で、勉強は「自分からするもの」ではなく「誰かにさせられるもの」に変わってしまいます。そうなると、自分で思い立って行動するという内発的な動機を失ってしまうのです。

もし、「勉強しなさい」という言葉を使っているようでしたら、使わないようにした方がいいでしょう。1、2週間ではなく、もう「勉強しなさい」という言葉をずっと使わないと心に決めましょう。そして、少しでも子供が勉強している姿を見つけたらすかさず褒めるようにすると勉強に向かうようになります。

家庭内にルールがない

勉強に限らず、家庭内にルールがまったくない状態だと、子供は勉強するようになりません。勉強をする大前提として、心身ともに安心できる環境があることが大切です。紛争地帯では、教育そのものが成り立ちません。

紛争地帯とまではいきませんが、家庭内にルールがない状態は子供にとって不安な状態が続いているのと同じことです。例えば、スマホやゲームの使い方に決まりがない、礼儀やマナーがないことなどが考えられます。

自由にさせることと放置することは異なります。礼儀やマナー、物の使い方など、最低限必要なことは家庭内でルールを設け、徹底して守るようにしましょう。