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小学校の学年が上がるにつれて、勉強する科目や量は増えてきます。学校の授業だけで勉強が完結していればいいですが、そう簡単にはいきません。
そこで、今回の記事では、子供が勉強しない理由と、勉強に向かわせるための接し方をご紹介します。また、ついついやってしまう「NGな接し方」もご紹介しますので、日常を振り返る際の参考にしてください。
もくじ
子供が勉強しない理由
まずは、子供が勉強しない理由を考えてみましょう。「勉強」と言っても幅広いので、ここでは「学校の教科(算数、国語、理科、社会など)」に絞って話を進めていきます。
勉強よりも楽しいことがある
学校の勉強が楽しいと思えるかどうかは、学校の先生や学校の勉強との出合い方によって変わってきます。
子供に限らず大人もそうですが、友達と遊んだり、ゲームをしたり、自分の好きなことなら夢中になって何時間でもできます。ただ、あまり楽しくないものをやるのは気が進みません。子供は好奇心が旺盛なので、自分がやりたいことにすぐにでも飛びつきます。
そのため、勉強が楽しくないと感じている子供は、勉強以外の楽しいことを優先してしまい、勉強ができないのです。この場合は、知的好奇心を満たしてあげるように勉強の仕方や内容を工夫してあげることをおすすめします。
やり方が分からない
勉強が苦手な子供に多いのは、勉強のやり方そのものが分からないという場合があります。例えば、2桁同士の掛け算を理解していない段階で、小数の掛け算をするのは難しいでしょう。また、漢字が読めない物語を読解しなさいと言われても、漢字が読めませんから分かりません。
このタイプの子供は、勉強をしないといけないということは分かっているけれど、分からないから勉強のしようがないのです。でも、分からないことに出くわすのは、勉強をしていればよくあることです。
小数の掛け算が分からない要因が、2桁の掛け算ができないことであれば、そこに立ち返って勉強すればいいですし、漢字が読めないときは辞書やインターネットを使って調べることができると知らせてあげればいいのです。勉強の答えを教えるのではなく、やり方を教えてあげれば少しずつできるようになります。
勉強が嫌い
これまでの積み重ねで勉強が嫌いになってしまっている場合は、勉強を避ける傾向が強いでしょう。勉強が嫌いになる理由はさまざまですが、勉強が分からないことが積み重なって嫌になる場合や、勉強に関することで怒られたりプレッシャーを感じたりする場合が多いです。
勉強が嫌いになっている場合は、勉強をすることでメリットがあるのだと体感する必要があります。例えば、勉強をしたことで褒められたり、勉強をしたことで分かるようになったり、テストで良い点数を採り成長を感じることなどが挙げられるでしょう。