道徳科の成績をつけるための2つの評価手法
ポートフォリオ評価
学研学校教育ネットによると、ポートフォリオ評価の意味は次の通りです。
一年間書きためた “道徳学習ノート ”や感想文・作文,ワークシートなどの蓄積物(ポートフォリオ)から,児童一人一人の学習状況や道徳性の成長の様子を見取る。
(引用元:小学校「道徳科」評価ブック(P8)|学研学校教育ネット)
道徳科の授業では、毎回ノートやアンケートなどの記述式プリントを使用します。文部科学省実践事例で授業の様子を見ると、共通して授業の前と最後に、児童に授業の課題についての記述をさせていることが分かります。
児童が道徳的課題を授業を受け、どのように考え方が変化し理解を深めたのかが分かるように記録を書きためていくことで、1年間の道徳教育の成果を教師だけでなく児童自身も振り返ることができるようにします。
ポートフォリオ評価とは、そうした児童の蓄積物から成長を分析評価する方法です。
パフォーマンス評価
学研学校教育ネットによると、パフォーマンス評価には次のような意味があります。
一定の課題を設定し,学習の結果,その課題 解決に対してどのような状況に至ったかを評価 する。問題解決的な学習に向く。
(引用元:小学校「道徳科」評価ブック(P8)|学研学校教育ネット)
道徳的課題の最終目標を設定し、そこに至るまでの筋道を段階的に分けて設定します。そして、児童がどの段階まで達成できているのかを判断する方法が、パフォーマンス評価です。