ちょっと気が早い?2020年のお盆休みは
ここまで2019年のお盆休みとその過ごし方についてご紹介してきました。少々気が早いですが、その翌年の2020年についてもお話しします。オリンピック開催の影響で、お盆休みにも変化があるかもしれません。
カレンダー上では4連休
2020年のお盆は、8月13日の木曜日から16日の日曜日まで。土日が含まれるため、4連休となる会社が多そうです。通常であれば山の日は8月11日の火曜日ですから、「飛び石」の平日となった月曜日の10日と、水曜日の12日を有給にして9連休を取ることができるかもしれません。
オリンピックの影響でお盆休みが移動するかも?
しかし、2020年は山の日が移動祝日になります。オリンピックの開・閉会式前後を祝日とするための特別措置だそうです。
東京オリンピックによる交通機関の混雑緩和を図るため、2020年に限り、開会式当日・閉会式翌日などを休日にする改正五輪特別措置法が6月13日の参議院本会議で可決、成立した。これにより、開会式の前後は4連休、閉会式の前後は3連休となる。
ただ、無条件に休みが増えるわけではない。この法律では、「海の日」(7月第3月曜)、「山の日」(8月11日)、「体育の日」(10月第2月曜)――の3つの祝日を“移動させる”ことで大会前後を連休にすると定められている。
具体的には、「海の日」を7月23日(開会式前日)、「体育の日」を7月24日(開会式)、「山の日」を8月10日(閉会式翌日)に持ってくるとしている。
(引用元:東京五輪前後に「祝日を移動」する改正法成立、地方から怒りの声「われわれ無関係」 | ITmedia ビジネスオンライン : )
2020年オリンピックの閉会式は8月9日を予定しています。山の日が10日に移動するため、8月8〜10日の3連休と、13〜16日の4連休とに夏休みが分かれる可能性があります。
また、政府は首都圏にある各社に、夏休みを移動するよう要請しているそうです。
2020年東京五輪・パラリンピックの輸送の混雑を緩和するため、政府は通常のお盆休みから五輪期間中(7月24日~8月9日)を中心に夏季休暇を振り替えるよう首都圏の企業に協力を要請することを決めた。選手や大会関係者の円滑な輸送のため、首都圏の混雑緩和は最重要課題で政府関係者は「期間中に休みをとってもらうのが一番効果的」と期待する。
(引用元:東京五輪:「期間中に夏休み」政府、首都圏企業に要請 | 毎日新聞)
東京を中心に、オリンピックの競技が開催される地域では、例年お盆を休みにしている会社の夏休みが変更になるかもしれません。お盆に合わせて毎年帰省している家族は、2020年に限ってはそれができなくなるかもしれません。実家にその旨を伝えておいたほうがいいでしょう。
まとめ
日本独自の商慣習「お盆休み」について解説しました。
- 一般的なお盆休み本体は8月13〜16日
- 山の日(8月11日)や土日と合わせて大型連休になることもある
- 役所・鉄道はカレンダー通り営業
- 病院・バスはそれぞれに異なるので事前確認を
- 高速道路・飛行機等の交通事情も普段と大幅に変わる
- 2020年のお盆休みはオリンピックの影響でまだ決まっていないところが多い
子供の長期休暇と重なるお盆休みですから、家族で楽しく思い出になる時間を過ごしたいものです。今年・来年の計画を立てるためにお役立てください。
参考
藪入り(やぶいり)とは | コトバンク
お盆休み「連休なし」が26%、「8連休以上」が22%という“格差”? | ITmedia ビジネスオンライン
病院のお盆 | 朝日新聞デジタル
【医師アンケート調査】「夏休みの取得予定日数」について、医師の半数が「3~6日」と回答|メドピア株式会社のプレスリリース
なぜ、銀行員は「連続1週間」の休暇が取れるのか?「休暇の予定」を変更してはいけない理由 | ZUU online