長いお盆休み、渋滞や公共交通機関はどうなる？
お盆休みと言えば、帰省や旅行に出かける人も多いでしょう。子供と旅行ができる絶好のタイミングですが、日本全国同じような事情の家族連れが多く見られる時期でもあります。気になる道路・公共交通機関事情はどうなっているのでしょうか。
高速は例年連休の最初が鬼門
自動車で遠出する場合は、連休最初の渋滞に注意したほうが良さそうです。
2018年は2019年と同様に、お盆休みが土日から始まりました。事前の調査による予測では、8月11、13、14日の高速道路渋滞総距離が1,500kmを超えるという結果になりました。2018年は8月17日が連休に挟まれた金曜日になったため、連休前半に自動車で移動する人が多かった模様です。
2019年も土日から始まるお盆休みとなります。連休前半に自動車で長距離移動する場合は、長時間の渋滞を覚悟していたほうが良さそうです。
また、2018年より、ETCの休日割引が変更されました。
2018年のお盆休みは、ETCの「休日割引」を平日にずらす初めての取り組みが実施されます。
ETCを利用した高速道路料金は、土日や祝日に通常よりおおむね3割引されます。しかし、2018年のお盆休み期間中は、11日-土曜日、12日-日曜日に渋滞のピークと予測されたため、この渋滞を緩和するため、この代わりに平日の9日-木曜、10日-金曜に休日割引の摘要日がずらされました。今年は、11日が「山の日」の祝日で、土曜日が休業日にならない多くの企業（特に土木建築関係）も休みになることから、渋滞のピークが集中するようです。
（引用元：【2018年お盆休み】高速道路の渋滞ポイントワースト3！今年は休日割引に注意 | MOBY [モビー] ）
休日割引と夜間割引を利用して、交通費を抑えて移動したい家族もいるでしょう。2019年も2018年と同様に、適用期間が変更になる可能性があります。詳細の発表は夏に近くなってからだと考えられますので、公式発表に注意しておきましょう。
鉄道はカレンダー通りの運行
JR・私鉄ともに、ほとんどの鉄道はカレンダー通りの運行となります。お盆休み期間の平日は、普段通勤で混み合う路線の乗車率が下がると予想されます。近場でのお出かけはお盆休み中の平日に予定すると、子供連れでも移動が楽かもしれません。
バスは「お盆ダイヤ」があるかもしれないので気をつけて
一方、バスは「お盆ダイヤ」での運行になるかもしれません。お盆休み期間中の平日が土休日ダイヤに変更になったり、お盆休み用の特別ダイヤが作られたりするのが「お盆ダイヤ」です。普段乗り慣れていない路線や、本数の少ない路線は、事前にダイヤを確認しておきましょう。
バスだけでなく、小規模路線の鉄道や、公営の地下鉄などもお盆ダイヤになることがあるようです。2017年は、都電荒川線や名古屋市営地下鉄、近鉄、大阪市営地下鉄などがお盆ダイヤになったようです。都内では珍しい鉄道のお盆ダイヤですが、帰省や旅行先での適用を確認しておいたほうが良さそうです。
参考
【NAVITIME】2018年 お盆臨時ダイヤのまとめ、ご案内 | NAVITIMEチャンネル
8月14日、15日は平日運行？お盆ダイヤの確認を！ | Yahoo!路線情報公式ブログ
航空券でマイルを使うのは難しいかも！
家族全員で遠方へ帰省・旅行するなら、せっかくためたマイルを使いたいという人もいるでしょう。しかし、お盆休みのように多くの人が移動するタイミングでは、マイルを使った特典航空券は取得しづらいようです。特に、3人以上の家族の座席をまとめて予約することはかなり難しくなるそうです。
通常の予約も早めに埋まってしまうのがお盆休みです。日程や行き先が決まっている帰省の場合は特典航空券は諦めて、早めに通常の予約で人数分の座席を予約しておいたほうがいいでしょう。
旅行の場合は、マイルが使える路線と日程を優先して行き先を決めるという方法もあります。行きたいところが決まっている場合は使えないやり方ですが、「とりあえず家族で旅行したい。行き先は特に希望がない」という家族は試してみてはいかがでしょうか。
参考
夏休みにANA、JALの特典航空券を取る秘策はあるか | 日経トレンディネット
