都市化、少子化もあり、子供たちが野原や空き地などで歓喜の声を発して走り回り転びながら、自由に遊ぶ姿を見せる機会は、大幅に減りました。利便性が人に喜びだけをもたらすためだけのものだけではなく、評価が分かれる他の側面も合わせ持つものだという示唆にとどめます。
高度化する社会環境の中で、子供たちの体力や運動能力はどのように変わってきたのでしょうか。文部科学省が2007〜2009年度に実施した「体力向上の基礎を培うための幼児期における実践活動の在り方に関する調査研究（文部科学省調査）」で次のように指摘をしています。
体を動かす機会の減少傾向がうかがえる結果であったことから、このような社会の変化は幼児においても同様の影響を与えていると考えられる。
（引用元：幼児期運動指針 | 文部科学省）
文部科学省では、次のようにも述べています。
幼児にとって体を動かして遊ぶ機会が減少することは、その後の児童期、青年期への運動やスポーツに親しむ資質や能力の育成の阻害に止まらず、意欲や気力の減弱、対人関係などコミュニケーションをうまく構築できないなど、子どもの心の発達にも重大な影響を及ぼすことにもなりかねない。
このような状況を踏まえると、主体的に体を動かす遊びを中心とした身体活動を、幼児の生活全体の中に確保していくことは大きな課題である。
（引用元：幼児期運動指針 | 文部科学省）
文部科学省は、遊びをはじめとした運動を十分にするよう推奨しています。この記事では、3歳児などの幼児が体を有効な習い事について、メリットや意義、さらには、子供に人気の習い事をご紹介します。
