不登校解決のため、親子関係を見直そう
子供が不登校になると、親は困惑と焦りからつい子供を叱り、親子関係が悪くなります。しかし、子供の不登校の解決には、子供が自己肯定感を持つことが必須です。子供の自己肯定感は、親に「愛されている」「受け入れられている」という安心感から芽生えます。
親も子も「ありのままの姿」を受け入れる
子供が不登校になると、「私は子育てに失敗した」と思う母親がいます。実は、そう思うことが不登校の子供を追い詰めています。不登校は、子供が自分の健康を守るため選択した結果です。子供の選択を信じ、親自身が自己否定するのをやめましょう。
「すべき」を「なくてもいい」に
「学校へ行くべき」「中学生になったら塾へ通うべき」「部活は一生懸命やるべき」……。親も子も、そして学校の先生もさまざまな「すべき」にがんじがらめになっていませんか? 子供がこの先迎える長い人生からすると、「すべき」と思い込んでいることは、実は大したことではないことに気づきます。不登校の経験があっても、現在社会で活躍している人は大勢います。「すべき」を「なくてもいい」に意識転換すると、今まで問題だと思っていたことが問題でなくなります。
他人はコントロールできない
子供は自分ではありません。人は、自分以外の人をコントロールできません。親が頑張って子供を学校に連れ戻しても、子供自身が納得していていなければ、また不登校に逆戻りしてしまいます。不登校は子供が自分で解決するしかありません。子供の進路を決めるのも子供自身です。親ができることは、子供の視野を広げることと、口出しせずに見守ることです。
まとめ
生まれた子供を初めて胸に抱いたとき、何を願いましたか? 「この子が健康で幸せに長生きできますように」というのが多くの親の願いだと思います。この無条件の愛をたっぷりと注ぐことは、甘やかしではありません。愛情を感じることで子供の心が安定し、困難なことにも立ち向かう勇気と自信が育まれていきます。
参考
不登校児童生徒への支援に関する中間報告|文部科学省
『子供の不登校・ひきこもり解決の教科書』(今野陽悦)
不登校は甘えなの?甘えが原因で学校に行けない子供への正しい対応|ぴあぽーと
「混合型」(旧「甘え依存型タイプ」)の特徴と留意点 | 【東京家学・関西家学】
「不登校は甘え」は本当だった。で、甘えのどこがいけないんだろう? | AI-am
不登校は甘えではありません〜家庭を「安心の場所」にしましょう〜 | キズキ共育塾