毎朝学校へ行く時間になると「お腹が痛い」と言って、学校を休みたがる我が子。しかし午後からは元気になる様子を見て、「これは甘えでは?」とついつい子供を疑ってしまうこともあるのではないでしょうか。
このように親への甘えや依存が見られる不登校は「甘え・依存型(混合型)不登校」と呼ばれています。
当記事では、「不登校は甘えか?に対する答えと、依存型不登校の定義や特徴、原因、そして依存型不登校になった子供がたどる回復までの4段階について詳しく解説します。
もくじ
不登校は甘え?子供の不登校との向き合い方
不登校は甘えなのでしょうか?
子供の不登校との向き合い方について解説します。
不登校は単なる甘えではない
「不登校は甘え」という意見がありますが、これについては「不登校は甘えではない」と言えます。
成長過程にある未熟な子供にとって、学校であった嫌なことを1人で処理できなかったり、我慢できなかったりすることは仕方のないことです。
特に、これまで比較的欲求が満たされた状態で育ってきた子供は、嫌なことを許容する耐性が身についておらず、その拒否反応として親に甘えたり、依存している可能性が多く見られます。
成長過程にある未熟な子供にとって、家庭から学校という外の社会へ出ていくことは、さまざまな困難を伴うものです。
不登校を受け入れることは「甘やかし」ではない
では、子供が「学校へ行きたくない」と言ったとき、親は子供とどう向き合えば良いのでしょうか。
まずは、「子供が『学校へ行きたくない』と思っている」という事実を受け入れましょう。そして、子供が抱えている悩みに対して理解・共感を示し、子供が学校に行きたくないと思っている原因を解決してあげることが大切です。
次ページからは、甘え・依存型不登校の特徴や対応への注意点について詳しく解説します。