不登校は甘え?依存型不登校の特徴と注意点・回復までの4段階を解説 ( 3 )

不登校の子供がたどる4つの段階

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不登校の子供は、一定の段階を踏んで逃避から回復へと向かいます。本人が1つ1つ段階を踏んでいくのを待てず、周囲の者が無理やり学校へ引き戻すと、不登校が悪化または長期化する可能性があります。不登校を最終的に解決できるのは本人のみですが、それには周囲の理解と協力が必要です。

第1段階:逃避期

子供の様子

  • 体の不調を訴え、断続的に休むようになります。嫌な授業のある特定の曜日に休むこともあります。
  • 前日の夜は「学校へ行く」と言いますが、朝になると不調を訴え、学校を休みたがります。
  • 午後からは元気になり、普通に遊びます。
  • 強く促せば学校へ行きますが、長続きしません。

親の対応

  • 体の不調を訴える場合、無理に学校へ行かせる必要はありません。
  • 本人の気持ちをしっかり受け止め、共感してあげましょう。
  • 生活リズムが崩れないよう、学校へ行かない日でも朝起こしましょう。

第2段階:苦悩期

子供の様子

  • 不登校が悪化し、ほとんど学校へ行かなくなります。
  • 夜寝るのが遅くなり、朝起きられなくなります。
  • 子供は落ち込んだり悩んだりしますが、自分で解決しようというそぶりは見えません。
  • 学校の話をすると不機嫌になり、自分の部屋に逃げ込みます。
  • 友達と会うのを避けるようになります。

親の対応

  • この段階の子供は、周囲の働きかけを受け付けません。しばらく学校を休んでいいことを伝え、子供がしっかり休養できる環境を整えましょう。
  • 身体症状が強く出ている場合は朝早く起こす必要はありませんが、なるべく決まった時間に寝起きし、食事をするよう心がけましょう。
  • 子供の気持ちに寄り添い、指示的な言葉は控えましょう。

第3段階:休息期

子供の様子

  • 身体症状が落ち着き、生活リズムが改善し始めます。
  • 学校のことを話せるようになります。
  • 学校に行かない生活に慣れ、罪悪感を感じなくなります。
  • 家の手伝いなどができるようになります。

親の対応

  • 子供に手伝いを頼み、手伝ってくれたら感謝を伝えましょう。役割を与えることにより、子供は達成感を味わえます。
  • 一緒に何かをしたり出掛けたりすることで、子供の興味を掘り起こし、視野を広げましょう。
  • 自分でできることは自分でやらせ、できたらほめて、自信につなげましょう。
  • 本人の意思を確認しながら、勉強を始めましょう。
  • 様子を見ながら、学校やフリースクールへ行くきっかけを作ってみましょう。

第4段階:回復期

子供の様子

  • 行事や部活動だけ、または別室登校など、少しずつ学校へ行き始めます。
  • 遅刻や早退を繰り返しながらも、好きな科目や自分が決めた時間は教室で授業を受けられるようになります。

親の対応

  • 登校は一気に進めず、本人の意思に沿った形で、段階的に進めましょう。最初は校門を見て帰ってくる、または給食を食べて帰ってくるだけで十分です。
  • 学業の遅れが学校復帰への障害とならないよう、必要に応じて塾や家庭教師を活用しましょう。
  • 不登校は克服までに一進一退を繰り返します。親は一喜一憂することなく、うまくいかないときでも子供の心のよりどころになりましょう。