七夕で願い事をするのはなぜ?短冊の色の意味や書き方のコツを紹介! - cocoiro(ココイロ) - Page 3

みんなの願い事は?

他の人がどのような願い事をしているのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは七夕の願い事ランキングや子供たちの個性豊かな願い事についてご紹介します。

七夕の願い事ランキング

「gooランキング」が行った2013年の調査によると、七夕の願い事で最も多かったのは「自分や家族の健康」についてのものでした。2位は「宝くじがあたりますように」、3位は「みんなが幸せでありますように」となっています。

ランキングの続きは以下の通りです。

1.自分や家族の健康(2387票)
2.宝くじが当たりますように(1367票)
3.みんなが幸せでありますように(1253票)
4.お金持ちになりますように(1057票)
5.好きな人と結ばれますように(995票)
6.毎日楽しい生活が送れますように(881票)
7.結婚できますように(779票)
8.ステキな恋愛ができますように(736票)
9.夢がかないますように(725票)
10.子供が元気に育ちますように(714票)
11.夫婦・家庭円満(597票)
12.世界に平和が訪れますように(419票)
13.試験がうまくいきますように(330票)
14.ダイエットに成功しますように(286票)
15.元気な子供が生まれますように(277票)
16.給料が上がりますように(224票)
17.欲しい〇〇が手に入りますように(141票)
18.出世しますように(41票)
19.その他(597票)

(引用元:七夕にどんな願い事を?|gooランキング

一見すると、自身の欲が全面に出た願い事が多いように感じるかもしれませんが、よく見てみると「子供が元気に育ちますように」「夫婦・家庭円満」「元気な子供が生まれますように」「みんなが幸せでありますように」など、家内安全、無病息災といった七夕行事の特質にそった願い事も多くランクインしています。

七夕の願い事に関する調査をもう1つ紹介しましょう。

合計85万以上の願い事が集まった「七夕プロジェクト2016」です。電通やLINEなどの企業を中心とした七夕プロジェクト実行委員会が2016年に実施しました。

上位6位までのランキングは以下のようになっています。

1.大切な人のこと(38.4%)
2.今達成したい目標(21.0%)
3.欲しいモノ(17.5%)
4.将来の夢(15.1%)
5.地球や世界のこと(5.2%)
6.社会や日本のこと(2.8%)

(引用元:2016年願いごとまとめ|七夕プロジェクト2016

発想力が豊かな子供たちの願い事

七夕の時期には、子供たちの発想力豊かで面白い願い事が話題になります。SNSなどで目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

先ほど紹介した七夕プロジェクト2016では、短冊に書かれた願い事を世代別に掲載しています。小学生以下の子供、中学生、高校生、大学生の願い事の中から、クスッと笑ってしまう面白いものや平和への願いなど、いくつかピックアップしてご紹介します。

・お金が100億たまりますように(小学生以下)
・世界征服(小学生以下)
・妹とお金と彼氏とテニスのラケットが欲しい!(中学生)
・九州の豪雨と地震で被害にあった人がこれから幸せに、平和に、健やかに生活できますよう(中学生)
・平和で格差のない平等な社会になって欲しい。(高校生)
・国立大学の教育学部に合格できますように。そしてみんなに慕われる先生になれますように(高校生)
・世界中が平和になって、愛で満たされた社会がつくれますように(大学生)
・貧困や、差別が無くみんなが笑顔でいられる世界になる。(大学生)

(引用元:2016年願いごとまとめ|七夕プロジェクト2016

おわりに

七夕に願い事をする理由や短冊の色の意味、願い事ランキングなどについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。先述したように、現在と同じような形で七夕が行われるようになったのは江戸時代です。さらにさかのぼれば2千年近く前の中国にまでその起源をたどることができます。気が遠くなるほど長い歴史を持つ七夕を、ぜひお子さんと一緒に楽しんでください。

参考
万葉の古代と酒(3)|J-Stage
中国における七夕伝説の精神史|京都学園大学学術リポジトリ
なぜ日本文化に五色が多いの?五色って何色?|All About
7月7日は七夕!七夕の由来と願い事をする理由は?|All About
七夕の笹飾りの由来は?七夕飾りと五色の短冊の意味|日比谷花壇
七夕の短冊の色には、実は意味がある|BEST TIMES
文化的活動の指導|お茶の水女子大学
2016年願いごとまとめ|七夕プロジェクト2016
七夕にどんな願い事を?|gooランキング

この記事をかいた人

藤井ケンジ

ライター・翻訳者・ブロガー。国際基督教大学卒業後、教育系出版社にて自社サイトのデザインからコーディング、SEO施策にまで携わる。7年の企業勤務を経たのち、妻の出産を機にフリーランスに。翻訳(英語→日本語)の仕事のかたわら育児、家事情報をメインとしたブログを運営。ライターとしては育児、教育関連の記事を執筆。目下の関心はジェンダーと性差別。趣味は読書、映画、海外ドラマ、NBA(バスケットボール)。1児の父。