誰がやる?PTAの組織構成とは
ご紹介したような活動には、いったいどのような人々が関わっているのでしょうか? PTAの組織構成をご紹介します。
本部役員
PTAはさまざまな立場の人で構成されています。どんな役割の人がいるのだろう? と疑問に思う場合でも、「会長」や「副会長」などの役職は浮かぶという人も多いのではないでしょうか?
「会長」や「副会長」などはPTA全体をまとめる役割を持っており、「本部役員」と呼ばれます。本部役員は主に、以下のような役割の人で構成されています。
- 会長
- 副会長
- 書記
- 庶務
- 会計
- 会計監査
学校によって異なりますが、上記の6つの役割はPTAを運営していくためにも必要とされる役割です。ですから、多くの学校で設けられているでしょう。またそれぞれの役職を担う人数も異なっています。会長は1名であることが多いですが、副会長を始めとしたそのほかの役割については、2〜3名ほど選出される場合があります。
本部役員の仕事
PTAそのものの運営に関わる本部役員ですが、それぞれの役職にはどのような仕事が割り当てられているのでしょうか?
役職名職務内容会長PTA全体の顔であり、まとめ役。学校行事や式典で挨拶をしたり、地域のPTA協議会、他校のPTAとの交流会などへ参加したりする。副会長主に会長の補佐を行う。会長の代役で挨拶をしたり、会長と一緒に交流会へ参加したり、連絡や調整業務を担ったりする。書記文書の作成や、議事録の作成を行う。庶務会議で使用する資料の印刷や準備などのサポート業務を行う。書記に含まれることもある。会計PTAの会費を集めたり、各委員会への予算の按分や配布などを行ったりする。会計監査会計の監査を行なったり、PTA総会で監査の結果を報告したりする。
(引用元:小学校PTA役員の仕事内容とは?学年毎の違いはある?|TOKYO@14区)
学校によっては庶務が書記に含まれるなど、仕事の内容に差があることもあります。呼び方は違えども上記の仕事はPTAの運営に必要であるため、何かしらの役割に上記の仕事が割り当てられているでしょう。
運営委員会
PTAには、さらに個々の活動に重点を置き、活動をする役職もあります。それが「運営委員会」の人々です。それぞれの活動を進めるための委員会が立ち上げられており、各委員会のメンバー内でさらに具体的な役割分担がされています。
運営委員会には、たとえば以下のようなものがあります。
- クラス(学級)委員会
- 広報委員会
- 企画委員会
- 環境委員会
- ベルマーク委員会
- 選考委員会
ご紹介したように、委員会はそれぞれの活動ごとに設けられるものです。学校によって状況や行事などは異なりますから、立ち上げられている委員会も学校によって異なることでしょう。
運営委員会の仕事
たとえば上記でご紹介したような委員会では、以下のような仕事をしています。
委員会名仕事内容クラス(学級)委員会クラスごとの行事や保護者親睦会などの企画や開催、運営を行う。広報委員会PTA広報誌の企画から発行までを担当する。ブログなどのSNS更新を担うこともある。企画委員会PTA独自の行事を行う場合、その企画〜運営までを担当する。環境委員会学校や近隣地域の美化に努め、清掃活動などを行う。ベルマーク委員会ベルマークの回収や集計を行い、学校で使用する備品を購入する。選考委員会次期のPTA役員を選出するために、アンケートや推薦の受付などを実施する。
(引用元:小学校PTA役員の仕事内容とは?学年毎の違いはある?|TOKYO@14区)
そのほかにも校外の防犯パトロールをするための委員会や、保護者向けに教養を深めるための講座を開催する委員会などが立ち上げられていることもあります。また、各委員会の中で、さらに企画の資料を作成する人、校外の人との連絡を行う人、行事の司会を行う人などの詳細な役割を与えていきます。