入園準備で気をつけるポイントは?
グッズや気持ちの整理など、入園準備ではさまざまなことを用意しておかなければなりません。万全な準備をするためには、どのようなことに気をつけて準備を行なっていけば良いのでしょうか?
「かわいさ」だけで選ばない
子供の入園時に新たなグッズを準備する必要がある場合、かわいさだけでグッズを選ばないように気をつけましょう。仮にかわいいグッズであっても名前が書きにくかったり、生地が薄くて破れやすかったりなどしてしまうと、通園開始後すぐに買い換えなければいけなくなってしまうかもしれません。
かわいさだけではなく、「便利さ」や「長持ちのしやすさ」などの機能性にも目を向けて、必要なグッズを揃えていきましょう。
子供目線で準備する
入園用にグッズを準備する際に気をつけておくべきことの1つに、「子供の目線で準備をすること」が挙げられます。準備したものを実際に使用するのは子供です。大人の感覚で選んでしまうと、サイズや機能が子供にとっては使いづらいものになってしまう可能性があります。
例えば、かばんの持ち手は長すぎないか、かばんの口は小さすぎないか、フォークの先が鋭利なものになっていないか、など。子供が使いやすいかどうかという視点で検討する必要があります。買い物へ行く際には子供と一緒に行くなどして、親子で協力して入園準備を進めていく必要があるでしょう。
「マイナスの言葉」を使わない
幼い自分の子が親の元を少し離れて、慣れない集団の中に飛び込もうとしています。そんな子供の背中を押してあげるためには、親がマイナスの言葉を使わないということも大切です。
この心掛けは、入園後も同様に必要となります。お茶の水女子大人間発達教育科学研究所教授の宮里暁美に、保育園の入園時に必要とされる心構えについて尋ねた記事では、以下のように記述されています。
例えば、お迎えがいつもより遅くなったとき。「遅くまで待たせてしまってごめんね」と話しかけると、楽しく遊んでいた体験をマイナスのイメージに変えてしまい、保育士の気持ちも損なわれるかもしれない。「遅くまで元気に遊んでいてくれてありがとう」と伝えることで、子どもの自信につながり、保育士へも感謝として伝わるという。
(引用元:どうする保育園入園!? 専門家に聞く「心構え」と「4つのポイント」|東京すくすく)
「ごめんね」と言うことは、一見すると子供の気持ちに寄り添った対応をしているように見えるかもしれません。しかし、謝られてしまうことで子供にマイナスの気持ちが生じ、楽しい気持ちから悲しい気持ちになってしまう可能性があるのです。
入園準備をしている際も、「パパとママと離れることになってごめんね」のように、マイナスの気持ちを引き起こしてしまうようなことは言わないように気をつける必要があるでしょう。その代わりに「◯◯ちゃんが幼稚園を楽しんでくれたら嬉しいな」、「一緒に弁当箱を選んでくれてありがとう」など、ポジティブに話しかけることで子供に前向きな気持ちを与えていきましょう。
通園をイメージして、わくわくする入園準備を!
新生活を始める際は、楽しみだけでなく不安も大きく感じるでしょう。しかもそれが幼い子供の話となれば、入園準備に力が入ってしまうものです。しかし、親の不安な姿は子供にも伝わってしまいます。力みすぎてしまうと、子供にプレッシャーを与えてしまうかもしれません。
まずは、子供のそのままの気持ちを尊重してあげましょう。気持ちに寄り添うことができれば、子供のペースに合わせた入園準備を行うことができます。不安な気持ちを1つ1つ取り除きながら、入園が楽しみになるような準備をしていきましょう。
参考
どうする保育園入園!? 専門家に聞く「心構え」と「4つのポイント」|東京すくすく
園生活を楽しく迎えるための心構えとアイディア|miku
これでバッチリ入園準備-準備するものつくるもの|ベネッセ教育情報サイト
入園準備リスト|MIKI HOUSE
【入園準備】どうしてる?便利グッズで楽しく可愛く用意♪|NAVERまとめ