クイズが子供にもたらす効果
子供にクイズを出すと、集中力・思考力・語彙力が向上していきます。しかし、ただクイズを出し、答えを伝えるだけでは子供は成長していきません。それぞれの効果を十分に発揮させるためのコツを解説します。
クイズは言葉遊びの一環
幼稚園児におすすめのクイズ30選を見ると、非常に簡単な問題ばかりであることが分かります。この簡単な言葉遊びのようなクイズで自信が付き、クイズの問いにも真剣に耳を傾けるようになります。
沖縄県のうるま市立天願幼稚園では「言葉あそび」や「お話し作り」を通じて言葉の感覚を豊かにする研究をし、以下のような研究結果を示しました。
幼児の興味・関心に即した言葉遊びを取り入れ，指導・援助の方法を工夫したことで，幼児の言葉に対する興味関心が高まった。
（引用元：幼児期に言葉の感覚を豊かにする支援のあり方｜うるま市立天願幼稚園,P20）
言葉遊びであるなぞなぞや、子供自身で考えて問題を出す3ヒントゲームなどが効果的であると説いています。
集中力を向上させるためには
クイズに正解したら、必ずほめてあげましょう。「クイズに正解するとほめられる！楽しい！」と思ってもらうことが大事です。たとえ子供の回答が間違っていても「違うよ！」と言わずに「おしかったね！」「次、頑張ってみようね」といった言葉で子供の背中を押してあげましょう。
楽しいと感じることが、子供の集中力向上につながります。お子さんのやる気につなげましょう。
集中力に関して更に知りたい方はコチラ
思考力を向上させるためには
「分からない」が「分かった」に変わる過程で子供の思考力は向上しています。親として問題を出してすぐにヒントを出すのはやめましょう。子供から「ヒントちょうだい」と言われるまではヒントを出さないほうがいいでしょう。一生懸命考えている時間が大事です。
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語彙力を向上させるためには
クイズの答えに関連することを言い合ってみましょう。例えば、答えがリンゴの場合は
・リンゴの皮を包丁でむくのは難しいんだよ
・カブトムシの好物はリンゴとはちみつなんだよ
・赤くて丸い果物って他にあるかな？
この会話で、答えのリンゴ以外にもさまざまな単語が出てきました。答えから言葉の幅を広げましょう。
もう一つの方法として、子供にクイズを出させるのもいいでしょう。子供がクイズを出すことは問題と答えの情報を知っておく必要があります。語彙力がないとクイズを出題できません。今まで吸収した単語を実際に使ういい機会になることでしょう。
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