小学校低学年(7~9歳)向け
小学校に入学して、本格的に勉強が始まります。幼稚園児の頃よりも言葉数が増え、友達との関わりも多様になっていきます。そんな時期におすすめの言葉遊びは、相手のことを考えたり知ることもできる言葉遊びです。
答えを合わせないといけないゲーム
相手の気持ちを考えるようになってくる年齢では、相手の気持ちを想像する言葉遊びがぴったりです。
例えば、「動物といえば」というお題を決めて、ペアやグループでお互いに思い浮かべた動物が同じであればOKという遊びです。自分は動物と言えば「ライオン」だと思うけれど、みんなはどう考えるだろうか? と相手の考えていることに想像をめぐらせることができます。
答えが合わなくても、みんなが同じ言葉を聞いても、同じことを考えていないと学ぶことができます。答えが合っても合わなくても面白いと思える言葉遊びです。
私は誰でしょうゲーム
4、5人の少人数から30人ほどの大人数でもやることができる面白い言葉遊びです。紙と鉛筆を用意して、まず自分の特徴を3つだけ書くようにします。次に、その紙を司会が集めます。そして、司会がその紙を1つずつ読み上げて、みんなで誰のことなのかを当てるというゲームです。
友達同士やクラスメイトでやると、どの程度お互いのことが分かっているかを知ることができますし、お互いのイメージも知ることができて盛り上がります。大勢で遊ぶときにはおすすめの言葉遊びです。
小学校高学年(10~12歳)向け
学校で外国語学習も小学校の中学年から高学年の年ごろでは、日本語にはひらがなやカタカナ、漢字があることや言葉の由来を学習していきます。
そんな年ごろにおすすめなのは、言葉を分類したり身近なところに外国語があることを感じる言葉遊びです。
イエス・ノー クイズ
イエス・ノー クイズは、決まったお題に対して出題者が自分の連想するモノを決めます。出題者に「イエス」か「ノー」で答えることができる質問して、出題者が連想したモノを当てるというゲームです。
例えば、「乗り物」というお題に対して、出題者が「新幹線」を連想するとします。それを当てるために、質問をしていきます。例えば、「それは速いですか?」や「たくさんの人が乗れますか?」という要領です。
質問の数を無制限にしてしまうと面白みがないので、質問は3回から5回程度にしておくといいでしょう。そうすることで、質問する側も頭を使うので、どちらも楽しめます。
英語禁止ゲーム
小学校の外国語の授業や国語の授業の導入で使われることもあるのが英語禁止ゲームです。日本語は、そもそも多様な外来語を取り入れています。外来語は、私たちの生活の中に根付いている言葉です。
厳密には、英語だけでなくフランス語やドイツ語、オランダ語など外来語がありますが、分かりやすく「一般的にカタカナで表記される言葉」としておくのがおすすめです。
例えば、「サンキュー」や「バイバイ」といった日常的な会話の言葉や、「コップ」や「スカート」、「ハンガー」などの単語は使用禁止です。
時間を区切って日常生活の中でやってみると、日常的に使っている言葉の中に英語(外来語)が多く使われいることを発見できて面白いです。
中学生以上向け
最後は、中学生以上でも楽しむことができる言葉遊びです。難易度が高いほど知的な満足を得ることができて面白いです。大人同士でも十分楽しむことができます。
たぬき
その名前の通り、会話の中で「た」を使ってはいけない言葉遊びです。これは、お互いの会話をよく聞いていないと分からなくなってしまうので、聞く力が必要です。
「よーい、スタート!」でいきなり「た」を使ってしまって、いきなり終わりになってしまうことがよくあります。何も考えずに話してしまうと、すぐに「た」を使ってしまいます。
特に、過去の話しは語尾が「○○だった」になることが多く、要注意です。会話が片言になったり、無言が続いたりする時間を楽しむことができます。
濁音・半濁音禁止ゲーム
これは、英語禁止ゲームと同じように「濁音・半濁音」を使ってはいけない言葉遊びです。「がぎぐげご」のような濁音と「ぱぴぷぺぽ」のような半濁音を使わないで会話をするのは、意外と難しいものです。
日常生活の中でやってみても面白いですし、みんなで集まって会話をするときにやってみても盛り上がります。