幼稚園の着替えに関するQ&A完全版|用意の枚数・遅い場合の対策 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

素材や服の種類についての注意点

幼稚園に持っていく着替えは、幼稚園で決められているルールの範囲内のものであれば基本的には何でも大丈夫ですが、注意しておく部分も何点かあります。ここでは子供の着替えの衣服に関する注意点をご説明していきます。

幼稚園で着てはいけない服がある?

幼稚園ではパーカーなどフードの付いている服や、紐やリボンなどが付いている服には少し注意しなければなりません。それは、フードの部分が遊具に引っかかって怪我をしてしまったり、他の子供にフードを引っ張られて、転んでしまうというケースが考えられるためです。紐やリボンも同様の理由で危険があるので、できればこれらの衣服は避けて用意するようにしましょう。

また、ズボンもサイズが大きすぎるものは裾が汚れてしまったり、踏んで転んでしまったりという可能性が考えられます。多少手間はかかりますが、裾直しをしたりロールアップをして仮縫いをするなど、安全面を考えて事前に対応をしておきましょう。

着替えの素材は何が良い?

市販されている子供服の多くは、子供が着用したときの着心地や吸水性・吸湿性などを考慮して綿素材が中心になっています。そのため、あまり素材・材質にはこだわらずに市販されている子供のサイズに適したものを用意すれば問題ないでしょう。西松屋などの子供服の量販店ではセール時期にまとめ買いすると、服を通常よりも安く購入できるため、WEBサイトを定期的に確認しておくのが良いでしょう。

ただし、子供の成長は早いため、大量に買いすぎてもすぐに服のサイズが小さくなってしまい、ほとんど着ないまま無駄にしてしまうというケースもあります。そのため、買いすぎには注意しましょう。兄弟や親戚、友達の子供などのお下がりが使えるのであれば、多めにもらっておいても損はしません。年頃の子供がいて協力してもらえそうな人には連絡をしてみるのも良いでしょう。

ヒートテックには要注意?

秋冬の寒い時期には、ユニクロのヒートテックなど発熱性のあるインナーは非常に便利です。しかし、ヒートテックを子供に着用させる際には注意しておかなければならない点があります。それは「ヒートテックは乾くのが遅い」という点です。「ヒートテック極暖の速乾性は「綿以下」という実験結果(IT技術者ロードバイク日記)」によると、ヒートテックはアクリル、レーヨン、ポリエステル、ポリウレタンなどの化学繊維で作られていますが、これらの素材で作られたヒートテックの生地は綿よりも乾きにくいという研究結果があります。

子供は大人に比べて汗をかきやすく、幼稚園では冬でも体を動かして遊べば汗をかきます。汗をかいた後にヒートテックを着たままだと、汗で冷えたヒートテックに体温を奪われてしまい、さらにヒートテックは乾きにくいためそれが長く続いてしまう可能性があります。長時間体が冷やされると風邪を引くきっかけになってしまいますので、子供にヒートテックを着せる場合は、汗をかいた後にしっかり着替えをするように伝えておくようにしましょう。

また、冬は暖かい服を着せるというよりも、脱ぎ着して温度調節がしやすい服を用意しておくのがおすすめです。