イースターに卵?!イースターエッグの作り方から装飾の意味まで - cocoiro(ココイロ) - Page 2

イースターエッグの作り方

親子でイースターエッグを作って、楽しみましょう。イースターエッグを作るために準備するのは

  • 卵や卵型の発泡スチロール、プラスティックなど
  • 絵の具や筆
  • 両面テープ
  • キッチンペーパーの芯

などです。

卵の素材は、発泡スチロールもしくはプラスティックであれば大型手芸店、クラフト店、100円ショップなどで販売しています。水彩絵の具やアクリル絵の具などで色づけできます。注意点は、油性マジックで発砲スチロールを塗ると溶ける点と、水彩絵の具でプラスティックを塗ると色がつかない点です。

実際の卵を使用するのであれば、生卵の中身を出すか、ゆで卵にするかの2つの方法があります。まず、生卵の中身を出すには、卵の両端に針やキリで小さな穴を開けます。穴から針を入れて黄身をつぶし、片方の穴から息を吹きかけながら中身を取り出します。殻は、きれいに洗って乾燥させます。ペインティングする際には、中身のない分、割れやすいので注意が必要でしょう。一方でゆで卵の場合は、中身も固まるので描きやすくなります。時間が経っても、中身が急に腐るといったことはないようです。

用意した卵は、底に竹串や爪楊枝を刺すと、ペインティングの際に持ちやすくなるでしょう。下地となる色を塗り、乾かしてから次に模様を塗ると、色が混ざる心配もありません。キッチンペーパーの芯を輪切りにしてペインティングすれば、卵を置く土台としても使えます。また、アレンジとして、フェルトと両面テープを使い、ウサギの耳や鶏のトサカにすると、立体的でかわいく仕上がるでしょう。

デコレーションには意味がある

カラフルなペイントを施したイースターエッグを、自宅や庭に飾るだけでもずいぶん華やかになるでしょう。ただ、実はイースターエッグの色には、さまざまな意味が込められています。具体的には、以下のとおりです。

赤:太陽・情熱・行動・希望・幸福・精神的な目覚め
オレンジ:強さ・持続・大志
ピンク:成功
青:空・健康
緑:豊穣・子孫繁栄・あふれる希望
紫:信頼・忍耐
白:誕生・清浄

(引用元:イースターエッグとは何?復活祭の卵の色と模様や絵にこめられた意味|日めくりオトナ稼業

また、赤く塗ったイースターエッグを友人に渡すというイースターの風習があります。この由来には諸説あるようですが、有力なのはイエス・キリストにまつわる話です。「赤」は、イエス・キリストの血を表しています。「イエス・キリストの血によって、世界や人々が救われたのだ」という考え方です。ほかには、マグダラのマリアが、皇帝にイエス・キリストの死を伝えた際に赤い卵を持っていたという説や、その皇帝から「イエス・キリストの復活は、赤い卵が産み落とされるほどあり得ないことだ」と言われた説などがあります。

ちなみに、イースターエッグにあしらわれる模様にも意味が込められています。

  • 星:イエス・キリスト、魔除けや厄除け
  • 太陽:太陽神を表し、豊作を願う
  • 太陽と星:生命、成長、富
  • 麦の穂:豊穣
  • 花:美しさ、子宝
  • 木:子孫繫栄、天への道
  • 鹿:魂の導き役、豊作
  • 鶏:神聖な使い、邪気を払う
  • 魚:救世主、子孫繫栄
  • カエル:恵みの雨、若さや美しさ
  • 蛇:厄除け
  • 三角:オオカミの歯、邪気を払う
  • 波:財産、永遠
  • 四角:安定、継続
  • 卍:炎、光、太陽

などです。一見華やかなイースターエッグですが、その色や模様には深い意味が込められているようです。