泣き虫な子供へ親はどうしてあげるのがいい?
子供が泣いてしまう理由を理解したら、今度はどのように導いてあげたら良いのか考えてみましょう。
自分が嫌なことを言葉で話してもらうを練習をする
ただ泣いているだけでは物事は解決しないということを子供に教えていく必要があります。泣いてしまったときには一歩距離をとって、少し落ち着くのを待ちましょう。このとき親は動じずに、すぐに駆け寄ったりしないようにし、興奮がおさまるまで泣かせておきましょう。「泣かないで」と言ってしまうと、より一層泣いてしまう場合もあるので、冷静に対処しましょう。
ある程度会話ができそうだなと思ったら、優しく「どうしたの?」と声をかけてあげます。きっとすぐには答えてくれないと思います。言葉にできないでいるのかなと思ったら、今度は「◯◯だから泣いているの?」「どこか痛い?」「お腹空いた?」と具体的に聞いていきます。
この時に大事なのは、とにかく落ち着いて聞いてあげることです。少しでも語尾を強くしてしまうと子供は逆に何も話してくれなくなってしまいます。
何度か繰り返しているうちに、そのうち自然と自分の言葉で話してくれるようになるはずです。そうやって自分の言葉で話してもらう練習をしましょう。
ダメなものはダメ、理由をきちんと説明してあげる
子供が泣き出すとついつい甘やかしてしまいがちですが、一度冷静になりましょう。上でも述べましたように自分が泣くことで欲求が通ると思ってしまうと、人前にもかかわらず欲しいおもちゃの前でわんわん泣いてしまいます。
このとき、親の方が「買ってあげればおさまる」と思ってしまうと、のちのち成長した時に我慢できない性格になってしまい、社会に出た時に必ず苦労させてしまいます。
子供のときぐらい甘やかしてもいいじゃないかという人もいると思いますが、ダメなものはダメとちゃんと教えてあげたほうが子供の将来の為になると思ってしっかり向き合いましょう。
子供に説明するときはなぜダメなのかというのもしっかり話してあげましょう。簡単な言葉で説明してあげると子供ながらに理解しようとしてくれます。このときは決して感情的にならずに根気よく、そして内容がブレないように説明してあげましょう。そうしているうちに、泣いても欲求に答えてくれないと思うようになり段々と我慢を覚えていくはずです。
感情的になってむやみに怒ってはいけない
子供を甘やかすのはよくないとは書きましたが、甘えさせるのとは違うということを理解しましょう。甘えさせるというのは子供の気持ちを理解し、子供の心理的欲求を受け入れることです。
親に甘えたいと思ったときは安心感を求めている可能性があります。兄妹が増えて自分に構ってもらえる時間が減ったり、お友達ばかり褒めてあげたりと自分のことに興味が薄れていると思ったときに、あの手この手で甘えてきます。抱っこや質問責め等甘えてくる方法はさまざまですが、その方法の中に泣くという手段があります。
泣けば「なんで泣くの!」と怒ってしまう親もいるかもしれません。しかし、子供はそうやって怒られても親の気を引きたくて甘えたいのです。子供にとって親とのスキンシップは精神安定剤と同じなのです。なので泣いてしまったときに「また甘えてきてー、もう!」と面倒くさがらずに「甘え足りないんだね」と優しく抱きしめてあげましょう。そうすると嘘のようにピタッと泣き止むかもしれません。
おわりに
子供は自分の感情をコントロールできないし、思ったことを言葉にできません。ですから親の方から言葉の気持ちを汲み取るようにしましょう。そうやって子供と意志疎通できるようになると、自然と思っていることを口にしていてれるようになります。また、叱るときは感情的にならずに、内容がブレないように丁寧に説明してあげましょう。
小さい頃に手がかかった方がいい子に育つとよく言われます。ですので、面倒くさいと思うかもしれませんが子供の将来をしっかり考えて行動してあげましょう。
「泣き虫だから」と勝手に決めつけず、泣くということは何かのサインなんだなということを理解し、上手に子供と一緒に成長していきましょう。
参考
子供の泣き虫を治す方法や原因は?456歳幼稚園児の男女克服方法|子育て19
泣き虫: 人一倍よく泣く子どもがいるのはなぜ?|pampers
泣き虫なのは気弱だからではない?自己表現ができれば泣き虫も卒業できる!|ベネッセ