なぜ? 子供が泣く理由は大きく3つある
泣き虫な子供の特徴を押さえたら、今度は自分の子供がどんな理由で泣いてしまっているのか考えていきましょう。
デリケートな性格でマイナスなことに敏感で泣く
ちょっとしたことで驚いたり怖くなったりして泣いてしまう場合があります。この場合は自分でどう対応したらいいかわからず、誰かに助けてもらいたいというサインです。デリケートで敏感だからこそ、大人が気にしないことでもマイナスに捉えてしまい、恐怖や不安を感じて泣いてしまいます。
また、親が不安になっているときも敏感に察知してしまって泣いてしまうときがあります。あれは大丈夫? これは大丈夫? と心配事がたくさんある時に泣かれてしまうのは正直面倒なときもあると思いますが、ますます子供を不安にさせてしまうので一旦落ち着くようにしましょう。
我慢できない、甘えたいから泣く
何でもかんでも甘やかして育ててしまうと、我慢ができない子に成長してしまいます。泣いているのが煩わしいと思って、おやつやおもちゃを与えて泣き止ませたりしていると、自分が泣けばみんな要求を飲んでくれると思ってしまいます。そのため、やりたくないことや、欲しいものがあるときに手にいれる手段として、泣いてしまいます。
このとき勘違いしてはいけないのが、子供は常に好奇心があるということです。ただワガママで泣いている場合もありますが、好奇心や探求心に掻き立てられ、それを邪魔されて泣いてしまう場合もあります。大人も興味があることを邪魔されると悲しくなるように、子供も同じように悲しくなります。
自己表現がまだまだ上手ではない子供ですので、またワガママなの? と一方的に決めつけず、いつも同じおもちゃの前で泣いていたら興味があるのかな? と関心を寄せてみましょう。好奇心を一方的に阻まれてしまうと、成長したときに無関心になってしまいます。
大人の気を引きたい、注目されたいから泣く
お友達の中でとっても元気で愛想がいい子や、何でも器用にできる要領のいい子ばかりが目立っていませんか。大人がそのように目立つ子の相手ばかりしていると、おとなしい子供は頑張っても褒めてもらえない、相手にしてもらえないと思うようになり、なんとか大人の気を引こうと泣いてしまいます。
また、新しい兄妹ができたり、仕事が忙しくてあまり構ってあげられてないということはありませんか。子供の愛情確認行動のひとつとして「試し行動」というものがあります。主に虐待を受けた子供が養子縁組をした親に対し、わざと嫌がることをして愛情を確かめる行動のことを指すのですが、これは虐待をしていない実の親子でもある話なんだそうです。
下の子ばかり構ってもらっている、仕事でなかなか自分に関心を寄せてもらってない、親の愛情を独り占めしたい。自分がないがしろにされていると思ったときに、素直に甘えられず泣いてしまうのです。泣けば「どうしたの?」と親は自分を一番に見てくれます。そうやって自己表現をするようになっていきます。
そうすると今度は泣けば大人が相手してくれると思うようになり、その後叱られてもいいから泣いて気を引きたいと思うようになってしまいます。