実際にカルタで遊んでみよう!
百人一首にはさまざまな楽しみ方がありますが、実際にカルタとして遊んでみるときにはどんなやり方があるのでしょうか? ここでは人気の2つの方法をご紹介します。
まずは、ちらし取り
ちらしとりは通常のかるた遊びとほぼ同じルールで遊べるものです。
- 100枚の取札を表向きにし、自由に並べます。(このとき札の向きは揃えなくてOK)
- 参加者は、札の周囲に座ります。(2人以上、ある程度人数がいた方がおもしろい)
- 読み手が、読み札を見ながら、和歌を読みます。
- 歌を覚えていない場合、なかなか札が取れない場合には、下の句だけを繰り返して読みます。
- すべての札を読み終えて、一番多くの札を取った人が勝ち。
ちなみに、ちらし取りにはお手付きはありません。歌を覚えている人が有利なのは当然ですが、競技かるたや源平戦のように陣地もないので、手軽に楽しむことができます。
おすすめ!五色百人一首
五色百人一首とは、学校の先生が小学生に百人一首を覚えさせるために考案された新しい百人一首です。
100枚の札を20枚ずつ、青・ピンク・黄色・緑・オレンジに色分けをしてあります。また取り札の裏には上の句も書いてあるので、早く歌を覚えることができます。「五色百人一首」の遊び方は次の通りです。
- 人数は詠み手のほか、1対1の競技者で行います。
- 各自の持ち札は10枚ずつ。自分の陣地に2段に並べます。
- 読み上げられた札を早く取って、取った札は右手元に置きます。
- 場に戻した札は、次に読まれた札を取った人がもらうことができます。
- 17枚を読み上げたときに、取った札の多い方が勝ちとなります。
20枚と非常に枚数が少ないことから、100枚で行うよりも簡単に楽しめます。
まとめ
百人一首は日本の伝統文化であり、後世に伝えていきたいものの1つです。勉強としての百人一首は、苦痛に感じる人も多いかもしれません。しかし、漫画や映画、アプリという現代ならではのツールをきっかけに、百人一首に慣れ親しんでくれる子供が増えることは非常に喜ばしいことです。古典に親しむきっかけとして、子供のころから百人一首に挑戦してみてはいかがでしょうか? 子供と一緒にぜひ取り組んでみてください。
参考
1字目で取れる7首を暗記 百人一首、初心者必勝法 |NIKKEI STYLE
公式認定札|五色百人一首大会公式
古典教材のプレゼンテーションにみる学習者の表現意識の分析|つくばリポジトリ
五色百人一首で熱い戦い 津山・高倉小で「かるた大会」|産経ニュース
かるたクイーンが教える! 今から始める「百人一首かるた」の覚え方|Benesse教育情報サイト
百人一首を小学生が簡単に暗記できる覚え方!コツは語呂合わせ|中学受験に向けて頑張る娘と家族
子ども向け「百人一首デビューアプリ」|学研キッズネット
百人一首の暗記、対戦ゲーム、読み上げアプリ。わかなつむ|App Storeプレビュー
学校でも大人気!全国で大会もある五色百人一首って一体何?|cozre