凧揚げを高く飛ばすポイントやコツ
凧を高く飛ばすには、ポイントやコツがあります。ただやみくもに走り回っていても、風や場所を選ばなければ高く飛ばすことはできません。ここでは凧揚げをするときに、高く飛ばすことのできるポイントやコツをご紹介します。
公園や河川敷といった広い場所で飛ばす
凧揚げをする際には、気をつけなくてはいけないことがあります。
- 電線や木などの障害物がないか。
- 人混みから離れているか。
- 小さな子供が遊んでいないか。
- サッカーなどの練習をしていないか。
- 線路や交通量の多い道路に面していないか。
このように凧揚げをする場所は事前に確認をしておく必要があります。広い場所がなかなか見つからない現代では、広い公園や河川敷では子供連れの家族が遊んでいたり、サッカーなどの練習をしていることもあります。衝突などによる思わぬ事故やけがを防ぐためにも、大人がきちんと場所を選んであげることがポイントです。
公園や河川敷などが一番いいのですが、中には『凧揚げ禁止』という場所もあります。近所で凧揚げができる場所があるかどうか、事前にチェックしておくことも必要になります。
風が少し吹いていること
凧は本来風の力を利用して揚げるものです。凧を持って走っているだけでは高く飛ばすことはできません。そのため、無風の状態では高く飛ばすことはとても難しいです。反対にあまりにも強風の場合は、凧が引っ張られて子供が糸を持った手を放してしまったり、引きずられてしまう危険性もあります。
自分たちのいる場所では微風でも、凧が高く挙がった状態になれば、上空は地上よりも風が強いので、ぐんぐん上昇します。そのため、風は微風くらいの状態で行うのがベストでしょう。凧揚げに適した風の状態であるかを一緒にいる大人が常に確認してあげてください。もし、風が強くなるようなことがあれば、中止した方が安全です。
また曇っているとせっかく上がった凧が見えないことがあるので、できれば晴れた日に行うのがおすすめです。
背中に風が当たる状態で凧を持ち上げる
凧を揚げるときは、晴れている日がいいでしょう。そして少し風があるのが望ましいです。場所が決まったら、まず風の吹いてくる方向を見極めましょう。
- 自分の背中に風があたるような向きになる。
- 風が吹くのを待つ。
- 風が吹いてきたら凧を高く持ち上げ、風に乗せるように手を放す。
- 糸を繰り出す。
このようにすれば、走り続けなくても凧は高く揚がります。勢いよく挙がると紐を持っている手をけがすることがあるので、注意が必要です。また一人でできない場合は、大人が手伝ってあげましょう。
- 大人が凧を水平に持ち、両手を上げて凧を持ち上げる。
- 凧を揚げる子供は糸巻きを持つ。
- 5メートルくらいの間隔をあけ、一緒に走り出す。
- 風に乗るタイミングがつかめたら、凧を持っている人は手を放す。
この介助を行えば、小さい子供でも上手に凧を揚げることができます。糸巻の調整ができない場合なども手伝ってあげてください。
【まとめ】凧揚げを親子で楽しもう
凧揚げは大人にとってはとても懐かしい遊びですが、子供にとっては普段あまり馴染みのない新しい遊びです。最近では、お正月に凧揚げをする風習が失われつつあります。広い場所などがなくなってしまったことも原因の1つですが、親世代が昔の体験を忘れてしまっていることも考えられます。
糸巻を引っ張れる年齢になれば、凧揚げは十分に楽しめます。また自分ではできない子供でも、親が凧を揚げている姿を見るだけでも楽しいものです。市販品で新しいタイプの凧を楽しむのも良し、自分たちで作ったオリジナルの凧を使ってみるのも良し……凧揚げの楽しさを親子で感じてほしいと思います。
日本古来の伝統の遊びが失われつつある昨今、お正月にはぜひ親子で凧揚げを楽しんでみてください。きっと親子の楽しい思い出ができるはずです。
参考
お正月の遊び③ 凧揚げのルーツはなんと中国の盗賊!|ニッポン放送
凧揚げのコツ!上手にあげるには?|知的な日々の過ごし方
子供と一緒にできる!凧揚げの簡単な作り方・遊び方|CAMP HACK
凧揚げするならこの公園。メジャー5選+穴場4選 [横浜でお正月2016年]|asobii
凧のおすすめ人気ランキング10選【角凧・スポーツカイトも!】|mybest
凧名人の「よく飛ぶ凧」のつくり方ガイド!子どもと手作り!|子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」
凧揚げのコツ!上手にあげるには? |知的な日々の過ごし方