知的好奇心を高めるために親にできることは?
子供にとって大きなプラスになる知的好奇心。親としては、我が子の知的好奇心を高めてあげたいと思うところです。では、子供の知的好奇心は、どのような方法で高めることができるのでしょうか。知っておきたい親の関わり方をご紹介します。
読み聞かせをする
子供の知的好奇心を育てたい場合、読み聞かせをする機会を持ちましょう。知的好奇心の高い東京大学の学生の多くは、小さいころに読み聞かせをしてもらったという人がとても多いそうです。
読み聞かせをしていると、子供は「本はおもしろい」と思うようになります。どんな本でも大丈夫なので、たくさん読んであげましょう。小さなころから本を読む習慣をつけることで知識が増え、子供が熱中できるものが見つかりやすくなります。また、ハマったものを調べるために自分で本を探して読むようにもなるでしょう。
読み聞かせをしてたくさんの言葉を聞かせることは、言語力を伸ばしたり、親子で一緒に過ごす時間ができて愛情形成がされたりと、読み聞かせをすることには知的好奇心を養うこと以外にもプラスの効果がたくさんあります。ぜひ早速、読み聞かせをしてみましょう。
知的好奇心を満たす環境を与える
何かハマれるものを見つけたときには、子供が知的好奇心を十分に満たすことができる環境を与えてあげましょう。子供の中に芽生えた興味が大きく伸びていきます。子供が伸びる環境を与えることは、親にしかできないことです。
例えば、子供が疑問に思ったことを調べられる環境を作りましょう。図鑑を家に用意しておくと、不思議に思ったことを調べられます。興味を持ったものに関係する図鑑や本はたくさん用意してあげてください。子供が質問してきたことを一緒に調べるというのもとても良いでしょう。
興味を持ったものについては、ぜひ本物にも触れさせたいものです。子供が星に興味を持ったら一緒にプラネタリウムに出かけたり、外に出て季節の星座を探してみたりするなど。働く車が好きな子は実物を見に行ってみる。本物に触れることで子供の興味はさらに深まっていきます。
親も一緒にハマる
子供の知的好奇心を高めたかったら、子供のハマっているものに親も一緒に触れてみましょう。子供は真似が大好きです。大人が楽しそうにしていることを一緒にしたがるのが子供です。大人が一緒になって楽しんでいると、子供ももっとしたがります。子供が興味を持ったことは、ぜひ親も一緒にハマってみましょう。子供の知的好奇心がより高まるかもしれません。
子供に興味を持たせたいものがあったら、親が先にそれをやってみるというのはとても良い方法です。親が楽しんでいる姿を見せることで、自然に子供もやりたがることが多いです。親子で同じものを楽しめたら一層楽しめます。
知的好奇心を止めない
子供が何か興味の対象を見つけて熱中しているときには、できるだけそれを止めずに、最後までさせてあげるようにしましょう。時間も忘れて熱中しているときこそ、脳が成長している瞬間だからです。
「もうここまでで終わりにして」など、大人は予定や都合で子供を止める言葉をつい掛けてしまうことがあるでしょう。熱中して取り組むことで子供の集中力は高まります。そしてその集中力は、ほかの場面にも生きてきます。子供のためと思って、満足するまでたっぷりとやらせてあげましょう。とことん没頭させることが子供の芽を大きく伸ばすポイントです。
子供の好奇心を刺激し続ける
家に多くの本を用意してあげる、子供が興味をもちそうな場所に積極的に連れて行ってあげるなど、常に新しいものを子供に体験させることをおすすめします。
新しいものに触れ続けることで子供の好奇心の幅も広がっていきます。
例えば海の生き物の図鑑にはまっているなら、他の動物の図鑑を見せてあげたり水族館に連れて行ってあげたりなど常に新しい刺激を子供が得ることができるようにしてあげましょう。
自然に触れる機会を作る
普段、自然に触れる機会がない子供が自然体験をできることは、今までと違う生き物や風景など、子供にとって多くの発見があります。
登山やハイキングに行く、キャンプに行く、釣りに行く、など自然体験を通して多くの刺激を得ることができます。
家庭や学校で得た知識を自然体験を通して経験として積むこともできます。
例えば、図鑑で知った虫の知識を子供自身が山の中で見つける、捕まえるなど知識と体験の繰り返しが脳に蓄積していきます。
気軽な自然体験のやり方、注意点などをこちらの記事で紹介しています。