夜更かししないコツ
今まで考察してきた夜更かしの原因を考えた上で、子供の夜更かしを防ぐために親側からできるアプローチをご紹介します。
寝る前に電子機器を使用させない
これは、あくまで、電子機器そのものが悪だと言っているのではありません。しかし、就寝前に大量のブルーライトを浴びることは体内時計を狂わせ、夜更かしを助長します。
そのため、せめて寝る前の1時間だけでも、お子さんに電子機器を使用しないようにするよう働きかけるべきでしょう。
また、ここで言う電子機器にはテレビも含まれます。お子さんと一緒に寝る前にテレビを見ていたりしませんか? そうした習慣はお子さんの夜更かしを助長しますので、気をつけるといいでしょう。
親も子供と一緒に早寝早起きをする
先ほど、両親の生活習慣が子供の生活習慣にも大きく影響を与えると述べました。普段からついつい夜更かししてしまっていませんか?
もちろん、子供に必要な睡眠時間と大人に必要な睡眠時間には大きく差がありますから、同じ時間寝れば問題ないというわけではありませんが、大人が楽しそうに起きているのに子供は寝る気になりません。
また、口だけで「早く寝た方がいいことがあるよ」と言っても、説得力に欠けます。そのため、両親も子供と似たような時間に寝る努力をするといいでしょう。
バランスの良い食事をとる
規則正しい生活習慣は、そのほかの生活習慣にも相互的に影響を与えます。そのため、3食きっちりと食べることで夜更かしの改善にもつながります。
ついつい朝食を抜いて出勤してしまっていませんか? 朝食は、その日1日のエンジンの役割を果たす重要な食事です。朝からスッキリと目覚め、朝食を取る余裕を持ちましょう。
最初は、きちんと3食食べるのは難しいかもしれませんが、2週間ほど続ければ、自然と家族で3食食べられるようになってくるでしょう。
朝食を毎日食べる家庭の子供の方が成績がいいとも言われていますし、睡眠以外にも、良い影響を与えるのではないでしょうか。また、子供のみならず、大人の仕事の効率化にも一役買ってくれる可能性が大いにあります。
起きてすぐ朝日を浴びる
夜更かしをせず、規則正しい睡眠を取るためには、体内時計を正確に保っておくことが大切です。先ほど述べた電子機器についても、体内時計に大きく関係しています。
それに加えて、起きてすぐ朝日を浴びることで、体内時計がリセットされます。これにより、朝を体で感じることができます。
小さなことからコツコツと
今回は、夜更かしが小学生に与える影響や夜更かしの方法について考えてきました。夜更かしだけに限らず、食事・運動・睡眠などの全ての生活習慣は相互的に関わり合い、私たちの体を形作っています。
また、両親の生活習慣が子供に与える影響はとても大きく、大人が率先して子供に正しい生活習慣を示していく必要があります。
正しい生活習慣は一朝一夕で身につくものではありません。家族でコツコツと、生活の改善に取り組んでいきましょう。
参考
児童生徒の身体状況と生活習慣の季節的変化|県立広島大学 人間文化学部 紀要
幼児・児童・生徒の睡眠・生活リズムに関連する要因の検討|愛知教育大学研究報告
生活習慣の改善で、もうバイトや学校に遅刻しない!│#タウンワークマガジン
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