子供の早寝早起きにはコツがある!親ができる習慣づけとは? - cocoiro(ココイロ)

子供の早寝早起きにはコツがある!親ができる習慣づけとは?

早寝早起きは老若男女問わず、昔から「するべき」と提唱されているものです。体にいいことは分かっていても、共働きによるライフスタイルの変化や、習い事などによる子供のハードスケジュールなどによって、なかなか実践できていないという家庭が多いのではないでしょうか?

今回は、子供が早寝早起きをするために実践したいコツと、親のできる習慣づけについてご紹介します。難しいことではなく、すぐにでもできることですので、早寝早起きをさせたいと考えたときの参考にしてください。

子供の忙しさが早寝早起きを妨げている

株式会社オークローンマーケティングの実施した『子どもの睡眠に関する調査結果』によると、小中学校に通う子供を持つ親の39.8%が、子供が睡眠不足だと感じているという結果が報告されています。その理由として一番多く挙げられたのが、「宿題や課題が多く寝るのが遅い」というもので34.3%、「塾通いで帰りが遅い」という理由も30.4%となっています。ゆとり教育の見直しによる学校教育の変化によって、家での課題が増え、下校後に家庭で取り組む勉強の量が増えている傾向にあるのです。

それに加え、塾や習い事をしている子供の場合は、帰宅時間自体が遅くなり、生活のリズムが全体に遅い時間にずれ込んでしまっています。早寝早起きをさせたい、と親が考えても、子供の忙しさが早寝早起きの習慣を妨げていることが分かります。

子供に早寝早起きをさせるコツとは?

子供に早寝早起きをさせるには、いくつかのコツがあります。いきなり時間を早めるのは無理があるので、子供の様子を見ながら行ってください。

起床時間を徐々に早める

早寝が難しい現実がある以上、いきなり早寝早起きを実現させるのは無理があります。そんなときは早起きの方に重点を置いて、少しずつ体を慣らしていってあげましょう。急に1時間近く早起きさせるのは難しいので、15分単位で行ってあげるのが望ましいでしょう。

15分早く起きられたら、次は30分……というように、体を徐々に早起きに慣らすことがポイントです。

日中外出をする

早寝ができない原因としては、体が疲れていないことが考えられます。日中思い切り体を動かす機会があれば、子供は疲れて自然と眠くなるものです。普段学校のある日は難しいですが、休みの日にはできるだけ日中外出をするようにしてみましょう。外に出るだけでも子供はさまざまな刺激を受け、疲れるものです。

昼寝は短めにする

小学校低学年の子供の場合、学校で疲れて下校後に昼寝をするケースがあります。親としては疲れているときに休ませてあげたいと思うものですが、できれば昼寝の時間は短めに設定し、声をかけて起こしてあげるようにしてください。

長い時間昼寝をしてしまうと、夜の睡眠に影響を及ぼします。眠くて機嫌が悪くなるような場合は、1時間未満の短時間で昼寝を切り上げるようにしましょう。

宿題は朝やらせる

早寝早起きに重要なポイントは動機づけです。宿題を遅い時間までやっているような場合は、思い切って夜は早く寝てしまうことが大事。朝早起きをして宿題をしなくてはいけないという状況を作ってみてください。子供は宿題はやらなければいけないものという意識があります。やっていないとなれば、早く起きて宿題をやるという必然性が生まれるので、早起きをする大きな動機づけになるからです。