延長保育で幼稚園を選ぶときのポイント
幼稚園には公立、私立の別がありますが、子供の保育、指導に当たるのは教員としての資格を持つ幼稚園教諭であり、園によって教育レベルに大きな差ができるということはないでしょう。幼稚園独自の教育方針や重点教育プログラムなどがあるため、その特色から幼稚園を選ぶこともおすすめです。
延長保育の観点から言えば、延長保育が可能な時間、その間の食事の提供や教育内容、などが選ぶ条件になることでしょう。そのほかにも延長保育で幼稚園を選ぶ際のポイントについて説明します。
習い事を受けられるかどうか
延長保育では子供に自由に遊ばせたり、絵本や折り紙、ゲームなどを与えたりすることが多いものです。また、室内遊びだけでなく外遊びもさせてくれるところもあります。なかには、単に子供の預かり時間を延長するだけでなくその時間を有効に活用して自宅ではできない体験や習い事を取り入れているところもあります。
別途料金を支払うことで、スポーツ教室、音楽リトミック、英会話、習字、バレエなどを実施している園もあります。延長保育の時間を有効に利用できるだけでなく、幼稚園とは別に幼児教室や習い事に通う手間も省くことができます。
延長保育専用の部屋があるかどうか
基本的に予知園では、年少、年中、年長の発達段階別にクラス分けして、それぞれに担任教諭がついて教育、保育を実施しています。幼稚園の規模にもよりますが、複数の園児が走り回ってもいいように余裕のあるスペースで教室が区切られていることがほとんどです。
延長保育の際には、いずれかの教室に年齢の別なくひとまとめに集めて面倒をみることが一般的です。しかし、なかには一般の教室とは別に延長保育専用の部屋を設けて、備品や設備を充実させているところもあります。
昼寝ができるかどうか
幼稚園の延長保育は園によって延長時間が異なりますが、一般的には18:00頃となります。園児は遊びや勉強、習い事など、園や保護者の教育方針によってさまざまな活動を行いますが、朝から登園している子供には長い時間となります。
幼稚園では午睡の時間が設定されていますが、延長保育では日中の疲れがどっと出て寝込んでしまうこともあります。延長保育で子供が眠たくなったときに昼寝ができる環境が整っているかどうかも子供の健康状態を気遣う親であれば気になるところでしょう。
まとめ:延長保育の内容で幼稚園選びをしよう
仕事や家庭の事情で保育園や幼稚園に子供を預けるという家庭は少なくありません。幼稚園は親が仕事をしていなくても子供を預かってくれるだけでなく、学校教育法に基づいた幼稚園教育を実施してくれる施設です。
最近では幼稚園の延長保育も充実しており、早朝、夕方の預かりや食事、おやつの提供、さらに、延長保育時間を活用して習い事ができるところもあります。子供を集団生活に慣れさせて小学校へとつなぐことができること、親が安心して働いたり家事などをしたりすることができることからメリットが大きいと言えるでしょう。