認定こども園とは?概要や気になる費用の相場について紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 4

認定こども園のメリット

認定こども園に入学するメリットについて紹介します。幼稚園や保育園とは違う点があるため、次のようなメリットがあります。

年齢の違う子供と交流ができる

幼稚園は一般的に3歳以上の子供を受け入れていますが、認定こども園では0歳から受け入れを行っているため、年齢の違う子供との交流が持てます。保育の時間を設けながら、縦割り保育を積極的に行っている園が多いことから、子供が小さいときから年上や年下の子供を意識する気持ちが芽生えやすい環境であると言えます。

縦割り保育の場合、年上の子供に責任感が生まれるといった、子供の精神的な成長にもつながるため、年齢の違う子供との交流は子供の成長に役立てられると言えるでしょう。

親の就労条件は関係なく入学できる

認定こども園は、幼稚園や保育園と違い、親の就労の有無に関わらず利用することができます。入園後に仕事を始めたり、就労状況に変化があったとしても、退園や転園の必要はないとされています。また、パートやフリーランスの家庭でも利用しやすく、預かり時間も幅広く対応しています。共働きの家庭の子供も、専業主婦の家庭の子供もいるため、さまざまな家庭の子供がふれあうことができるのもメリットの1つと言えるでしょう。

認定こども園のデメリット

次に、認定こども園のデメリットについて紹介します。幅広い世帯で利用できる一方で、幼稚園や保育園とは違う点もあります。

保護者のライフスタイルの違い

保育と幼児教育の両方を併せ持つ認定こども園ですが、働いている保護者がいれば、働いていない保護者もいます。園の行事や役員会などの集まりがあっても、親が働いている場合はなかなか参加することができず、一方で働いていない方に負担がかかってしまうということもあるかもしれません。

また、園の送迎の時間帯も異なるため、保護者同士の交流が持ちにくく、保護者の就労有無によって子供が園で過ごす時間にも差ができてしまうため、子供がほかの子供と比べて不満を感じてしまったり、寂しい思いをするということもあるかもしれません。

行事が平日に開催される

認定こども園で行われる行事は、基本的に平日に開催されることが多いです。保護者が働いている場合はなかなか参加することができなかったり、仕事を休む必要が発生したりと、場合によってはストレスに感じてしまうこともあるかもしれません。

認定こども園が新設されたことで保護者にとっては新しい選択肢が増えましたが、認定こども園を利用する際は、園の内容などをしっかりと確認し、子供や保護者のライフスタイルに合った園かどうか、しっかりと考えるようにしましょう。

認定こども園は子育て支援につながる

認定こども園は子育て支援につながる
認定こども園が新設されたことにより、子育てをする家庭に新しい選択肢が生まれました。少子化や核家族、待機児童問題など、子供の教育においてはさまざまな課題がありますが、認定こども園に子供を通わせることは、子供を持つ親も子供自身にとっても大きな助けとなりそうです。各家庭でしっかりと話し合い、自分の子供に合った園を選びましょう。

参考
認定こども園概要 – 子ども・子育て支援新制度|内閣府
幼保連携型認定こども園 教育・保育要領解説|内閣府
認定こども園」ってどんな施設?疑問に丸ごとお答えします!|ベネッセ 教育情報サイト
認定こども園の特徴とメリット・デメリットは?幼稚園・保育園との違いは?|mamanoko

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cocoiro編集部

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