幼稚園で起こりやすいいじめやいじめに気づいたときの対応方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

いじめに気づいたときの親が取るべき対応方法

いじめに気付いた時の親が取るべき対応方法
小中学生になるといじめは実に陰湿に分かりにくいところで行われ、告げ口することでエスカレートするためいじめられた本人からいじめの実態について語ることは難しいものです。保育園児や幼稚園児は、普段から十分な親子のコミュニケーションをとっていれば、嫌なことがあったらすぐに伝えるでしょう。

子供が人一倍我慢強い場合や恐くていじめを言わない場合は、親が子供の表情や態度などの変化に気づいてあげることが大切です。では、いじめを気づいた段階で親はどんな対応をすればいいのでしょうか。

いじめる子供に「やめて」と注意する

親として、自分の子供に何も非がないないのにいじめられることは耐え難いことです。小さな子供が考えなしにやることであっても、何度も繰り返されれば黙っていられなくなるでしょう。

いじめている子供は自分がいじめをしているという自覚がなく、すぐに忘れてしまうものです。時間が経った後に子供に話をしても理解できないこともあります。送迎の際にいじめの現場をとらえた際に「どうしてそんなことするの」、「やめて」と諭すように注意しましょう。感情的に怒っても逆効果となることがあります。

感情的にならず先生に相談する

自分の子供の物が隠されたり、破られたり、顔に傷やあざをつくって帰ってきたりすれば親としても平常心ではいられなくなります。大切な我が子を傷つけられたことに納得できず感情的になっていじめた子供の家に怒鳴りこみに行きたくなる気持ちにもなるでしょう。

しかし、感情的になったからといって問題が解決するわけではありません。思い違いや行き違いなどによって相手方の保護者も巻き込んで収拾がつかなくなることもあります。まずは、子供の性格や行動をよく理解し、いつもそばにいる先生に相談してみるようにしましょう。

園と密に連絡を取り合う

親には幼稚園や保育園で子供がどんな様子なのか、友達とどのようにして過ごしているのかということが分かりません。また、いじめを受けている子供は大人にしゃべることでいじめがエスカレートすると思い込み、家庭でも話題にしないことも少なくありません。

保育園や幼稚園では、家庭と密に連絡を取るために連絡帳を活用しているのが一般的です。口頭で言いにくい場合には、まず連絡帳に書いて疑問や不安を伝えることも大切です。また、暴力などの場合は緊急性が高くなるのですぐに直接相談するようにした方がいいでしょう。